好きな人やものが多すぎて。

自分の情報収集記録用。7 MEN 侍。SexyZone。

アイドルファンがアイドルと政治について考える。

今日は真面目な記事を書きます。

 

まず私がこの記事を書く理由を明確にしておきますね。

私がこの記事を書く理由は、私のブログは同担さんにみていただける機会が多いと思うので、同担さんにこそ「こういうものの見方もあるのか」と、私の一意見を知っておいて欲しいなという想いから書いています。

なので、私と考え方が違っていいです。

誰かを私と同じ意見にしたいわけではありません。

なのでもし私と意見が違えば、私とは違うな、と思っておいて下さい。私もあなたとは意見が違うんだな、と思っておきます。

 

ただ、読んでもらった何人かの中にひとりでも、(私に同意するかどうかは別として)そうか、こういうものの見方もあるのかという気付きに繋がってくれたらいいなと思って書きます。

今回は自軍の話題ではないし、敢えて今回記事にする出来事に関係するグループ名個人名等は伏せて書きます。

検索避けの意味ももちろんありますが、事情をよく知らない人にまで主張したいわけでもなく、アイドルオタクからアイドルオタクへ向けた記事なので。

 

 

さて、本題に入りますね。

 

先日、某ジャニーズJr.グループが「機運醸成応援団」として国家的イベントに登壇しました。

イベントの司会は事務所の先輩がやっており、以前は某デビュー組メンバー(当時はジュニア)が若者代表として会議に参加していたりと、事務所としては以前から関わりのあるイベントではあります。

なのになぜ今こんな記事を書くに至ったかというと、「当時は私がジャニオタじゃなかったから」の一言なんですが、先ほどTLで見た国側の公式Twitterに載せられた写真に、言いようのない違和感を受けたからです。

 

あ、私の個人的な立場を明確にしておきます。私は支持政党なし、某国家的イベントに対しても賛成の立場も反対の立場もとっていません。

 

見た方いますかね、官邸の公式Twitterの写真。

フォトセッションで政治家の方々の背景にされてにこにこ笑顔を浮かべるアイドル。

あれ、まじでどういう気持ちで見たらいいかわからん。(断じて、彼らが悪いわけじゃないよ)

色んなシーンの写真があっただろうに、あの写真を1番に選ぶセンス……

私があの写真を見ての感想は、正直に言うと「利用されてる感が凄い」でした。

 

登壇した彼らや司会の先輩、そのファンの方々を非難したいわけじゃありません。

ご本人もそのファンも、大きな仕事を任されたことで喜んだ方も多いはず。別にそれ自体はなんら問題ありません。大きなイベントに呼ばれるのは凄いことですから。

そもそも私は自担に対して基本的にいただいたお仕事を「こんな仕事断ったらいいのに」とか「やらせないで欲しい」とか、極力言いたくない人なので。他Gであるならば、なおさらそうです。

 

 

でも、そもそも政治が関わる多くの事象に対して、必ず賛成派と反対派がいるわけです。

今回のイベントに対しても反対派の人が根強くいる。

主にその理由は半年の為に税金を(当初の予定より600億円増額して)1850億円かけて開催、さらには流行り病の流行の加速の懸念と、流行り病の影響で過去と比較して集客力も低下するのでは、ってあたりだと思います。そもそも流行病の影響で生活が苦しい人がたくさんいるから、そちらに税金を投入して欲しいとか。IR(=カジノとその他複合施設)誘致が関わっているのも反発を招いている印象。

そして賛成派は地域振興、こんなご時世だからこそ大阪から日本を元気にしたいって感じかなと思います。何よりもインバウンドへの期待や、単純に楽しみ!って方も多いのかな。

私自身は賛成反対とかは特になく、やるって言ってるんだからやるんだろうなと思っています。

 

そもそも税金を使ったイベントである以上、国民全員一人残らずとは言いませんが、反対派の方々に丁寧にやる意義を説明して、納得してもらうのは本来政治家の大切な仕事だと思うんですね。

ただ、イベントだから、お客さんあって成立することに間違いはないです。キャラクターをつくったりして親しみやすく周知していくこと、肯定的な意見を持ってもらうことは集客、つまりイベントの成功に必要なことです。

先日名前が発表された公式キャラクターもデザイン発表の時点からその衝撃度で話題となり、時流を上手く捉えた成功事例だろうなと思います。

 

彼らも、イベントの周知と多くの人に肯定的な意見を持ってもらうために起用されたのだと思います。

これが例えば彼らが普段からやっているライブやバラエティ、舞台やドラマならば、どんな内容の仕事をしようが、「無関係」でいる選択肢を私たちは取れる立場にいるんですよね。

気に入らなければ見ない、お金を払わないっていう選択ができる。無関係でいられる。

ただ、国が絡むイベントにそういうスタンスはとれません。

なぜなら私たちは納税者で、イベントは私たちの税金で行われるからです。

 

公式キャラクターのネットでの盛り上がり、彼らのファンの喜びの声は、政治家たちによって色んな心配や反対の声をよそに「ほら、こんなにイベントへの機運が高まっています」という形で利用されるんだろうなぁ……と思ってしまったんです、私は。

「機運醸成応援団」。凄い名前だね。

 

もし自軍がこういう仕事をやることになったら、大きな仕事を任されたことについてと、彼ら自身と彼らの頑張りは応援するけど、政治が絡むイベントとは切り離して考えたいなと私は思いました。

彼らが関わるのなら尚更、それがどういうイベントなのか両面からきちんと調べて、自分なりの意見を持たなきゃいけないと思う。

彼らが関わっているならなんでもOK!だと、ファンの私たちが政治家にいいように利用されることになってしまう気がする。そして、ファンの私たちが政治家にいいように利用されるということは、彼らが政治にいいように利用されてしまうことに繋がる。

 

きちんと調べてメリットデメリットを理解した上で、彼らとは切り離して考えた自分の意見と照らし合わせて、イベントそのものも応援するならそれでいいし、彼らのことは応援してるけど、きちんと自分で調べた結果イベント自体は応援できないのならそれでいいと思う。

ていうかファンは特に、雰囲気に流されずそうあるべきなんじゃないかなと思う。

私はあまり政治のことに詳しくないけれど、少なくとも自軍が関わる事柄に関しては、きちんと勉強したい。

 

そもそも応援団って立場はイベントを全肯定する仕事だから、彼らはプロとして仕事を全うするべきだし、彼らと事務所がその仕事を受けると決めたんだからそれはそれで良くって、仕事を受けたこと自体や賛成や肯定することを否定したいわけでは決してないことは改めて書いておきますね。

 

政治が関わるお仕事は扱いが難しいからこそ、私たちファンがしっかりしないといけないなと、この一連の流れを見て思った次第です。

 

 

以前某選挙関連番組に某Jr.が出演して、「SNSで〇〇さんに投票して!と呼びかけるのは〇か×か」という質問を受けて×を出し、「例えば僕がそんなこと言ったらファンの子が投票しちゃう」と発言したというツイートを見かけました。

私が思ったのは、今回のイベントでまさにそれに似た出来事が起こらないようにしたいねってことです。