好きな人やものが多すぎて。

自分の情報収集記録用。7 MEN 侍。SexyZone。

フォーティンブラス感想

佐々木大光主演、フォーティンブラス観劇して参りました。

思うところは多く、色々な見方のできる舞台だなという印象なので、さてどうやって感想を書こうかとかなり悩んでいます。

 

私は2日観劇して、3/9はちょうど真ん中くらいから全体がよく見える席だったんですが体調がまじで死ぬほど悪くて(人にうつるやつじゃないです)、3/14はそこまで体調に問題なく、しかもかなり前で見させて頂きまして大光くんとの最短距離を間違いなく更新したんですが、近くで見るから見える身体の小さな震えとかまつ毛と眼球の動き(←言い方キモすぎる)とかが見えて、かなり印象というか感想が変わりました。

 

さて、まずはあらすじです。

お馴染みの名作『ハムレット』が華やかに上演されている、とある古ぼけた劇場。その楽屋で、売れない役者・羽沢武年が、上演中だというのにヒマしている。彼の役は、ノルウェーの若き王子、フォーティンブラス。
 役者は勇ましいが、最初の出番は、芝居が始まって約2時間15分後。それもただ舞台を通り過ぎるだけ。二番目の出番は全ての物語が決着を見た後。のこのこ登場し、最後のまとめをするだけの、いわば「刺身のツマ」。
 その上ハムレット役の大スターは、横暴で、陰険で、勝手に芝居を変えるわ、若い女優に手を出そうとするわとタチの悪いことこの上ない。武年ばかりでなく、オズリック役で恵子の恋人である岸川和馬やオフィーリアに抜擢されたバラエティタレントの刈谷ひろみさえも、そんなスターに嫌気が差し、楽屋に一触即発の不穏な空気が流れている。
そんなある夜、芝居のはねた劇場に、突然不気味な亡霊が姿を現す。亡霊は、自らを「フォーティンブラスの父」だと名乗り、そして武年に向かっていった。

“我が息子フォーティンブラスよ。さあ、今こそその汚れ亡き高潔な血を熱くたぎらせ剣を抜け。そしてその剣に、ハムレットへの復讐を誓うのだ!!”

その言葉にとまどいながらも武年は、亡霊にハムレットへの、そして大スターへの復讐を誓うのだった。しかし劇場付きの老女優、松村玉代は、亡霊の姿を見て驚いた。この男は「フォーティンブラスの父」なんかじゃない。昔、玉代が一緒に芝居をしていた俳優の岸川和春・・・・・・すなわち、オズリック役の岸川和馬の死んだ父親の亡霊だ・・・・・・しかし何故今頃、和馬の父が亡霊となって、思い出の詰まったこの劇場に・・・・・・??

果たして武年の復讐の行方は?
そして亡霊が寄せる、この舞台に対する想いとは?

(公式HPより)

 

 

ええっとですね、この物語の主人公って一体誰なんだ?と聞かれたら、羽沢(大光くん)だとは言い難い気がします。

どちらかと言えば、和馬(悠仁くん)が主人公的立場に置かれたキャラクターだと思う。彼は亡霊の息子であり、主演から手を出される恵子ちゃんの彼氏であり、ハムレットのセリフを全て暗記しているから。

ただ、この舞台は端役が時には主役を喰うような、そういう俳優魂みたいなものが主題なので、ビル掃除を頑張る演劇がただただ好きな1番フツーの兄ちゃんである羽沢が主役、ということなんだろうなと解釈しました。そういえば羽沢はオーディションに合格して(多分)最後召集された役者なので、(多分)唯一ハムレットのため、すなわちフォーティンブラスのために召集された役者ですね。他の人たちは基本ゲゲゲの妖怪大戦争のため(墓守の信さんのねずみ男役、見た過ぎる)に召集されたキャストなので。

 

誰の話からしたらいいんだ????となりますが、まずは恵子ちゃんからにしようかな。

恵子ちゃんは「女優になりたいんです!」と叫び続け、そのために正美からのパワハラとセクハラを甘んじて受け入れようとするんですよね。そうしないと、誰も私のことを見てくれないと。恋人である和馬の出番も増やしてもらおうとする。

舞台はお客さんに観てもらわないと完成しない。なので、お客さんに観てもらえる人をキャスティングする必要がある。彼女は知名度も人気もついでにお金もないので、だったらパワハラとセクハラを我慢してでもチャンスが貰えるなら、と思っている。

だから亡霊が見えなかったんだろうなと思います。あの亡霊は「我々の血族にしか見えない」という表現をされていましたが、要は(真の)俳優仲間ってことなんだろうなと。恵子ちゃんには「女優になれなければ、ただのデニーズのウェイトレスなんです!」というセリフがあり、東京楽の10年後ではメイド喫茶の店長になっていたらしいことをあわせて考えると、多分彼女は役者魂みたいなものは持ち合わせていなかった。

そう考えると、彼女が一番下っ端だとしても端役だとしても、共演者の洗濯物まで世話する必要はなかったかもね。先輩たちと共演する時、先輩から何かを学ぼうとかスキルを盗もうとか、役者としての自らの成長より、雑用をすることで先輩たちから気に入ってもらえれば、みたいな考えだったのかも。(一生懸命で健気ではある。でも、一生懸命≠役者魂)

 

対してひろみ(木﨑ゆりあ)は、「オフィーリアなんて嫌いよ、暗いんだもん」と言うように自分の役に愛着もないようだったし、「墓石にやっぱりバラエティーが好きって彫っといて!」というくらい、自分はバラエティーの人間だと思っているようだったけれど、サミーからのハイアットへの呼び出しは一蹴していたし、バラエティ女と罵られようとも「私は女優よ!」と言い切る矜持は持ち合わせているようだった。俳優業に執着の薄かった彼女がなぜ女優としての矜持をしっかり持っていたかというと、「私を見に来てるお客さんだってたくさんいるんだから!」だと思います。

ひろみはサッカー選手との熱愛発覚した影響もあってか、大人の方針でバラエティから俳優に方向転換されたようだったから別に望んで女優を志したわけじゃないけど、彼女にはすでに知名度があるから、女優になりたくて仕方ない恵子ちゃんでなく、バラエティタレントのひろみがオフィーリア役をやっているんですね。

 

次に、亡霊岸川和春。この人はずっといろいろな狭間をうろうろしている。自分のことをフォーティンブラスの父だと言ったり、ハムレットだと言ったり。正気(幽霊に対して正気とは)と気狂いの狭間をいったりきたり。

この人はハムレットをやるような主役級の役者ではなかった。本人はそうなりたかったんだろうけど、なれなかった。そういう悔しさを残して亡くなったからこそ、ボロボロの舞台衣装をつけて劇場に出る幽霊になった。フォーティンブラスの父として登場して、王様なので偉そうだし緊迫したシーンではすっとぼけるしなんか色々不安定だけど、「運の悪さも自分の実力のなさだと思っていた」みたいなセリフがあったから、生前の彼は気にしなくていいところも気にするような繊細な人だったんだろうね。

でも、俳優としての評価は主演をやれるかどうかではない。脇役ばかりの役者である夫を支えるために体を壊してまで懸命に働く妻と、彼の才能を尊敬し愛し、自らの生きる理由にした女優と、役者としての父を尊敬して自らも俳優の道を志す息子がいて、そして時には主演よりも観客の心に残る芝居をする役者。良くも悪くも人の人生をも変えてしまうような大きな影響力を持った、特別な役者だったというのは間違いなさそう。

私は別に不倫容認派というわけではないのだけれど、これだけ人生の全てをつぎ込みたいと思える演劇を生業にしている人が、誰もいない舞台の上で芝居を通して全てをぶつけあえる女性と出会ってしまった時、一般人であろう妻には到底敵わない絆のようなものが生まれてしまったんだろうな~みたいなことを思った。

和馬は楽屋で傷をなめ合っている自堕落な関係だと思っていたようだけど、役者魂と役者魂が触れ合ってしまった、みたいなことなんだろうな、と。

私はそういう芸術に特化した人の「生業感」みたいなものについていけないであろう一般人の妻側の人間だから、どちらかと言えばいや和春最低じゃねぇかと和馬が怒ってたように怒る側の属性(?)なんだと思うけど、なんか諦めに似た気持ちというか、一般人にはきっと理解してあげられない領域なんでしょうねぇ……という気持ちで見ていた。

 

玉代さんも、華々しく主役を飾るような女優ではなかった。決して美人ではない私が女優を続けてこられたのも…みたいなセリフもある。つまり主演を演じるような女優には、人気や知名度、そして容姿の良さが当然のように求められる。実力よりも。でも、「すべてを演じようとしていた」和春から学び、芝居のしゃっくりで険悪な空気を分断するようなスキルを持っていたし、玉代は俳優としてきちんと舞台に立っていた。

でも、玉代さんはただの愛人だ。戸籍上、ただの赤の他人。和春が亡くなった時、もうすでに妻が他界していたかどうかは不明だけど、彼の葬式を取り仕切るような立場にはなかった。彼の気持ちを頼りに生きてきた玉代が和春を失った時、彼女は何を考えただろう。

彼女が残された自分に見出した役割は、息子(後進)の育成だったのかなと思う。息子が役者を志している。和春の役者魂に一番近くで触れてきた自分が、彼の魂を息子や後進の役者たちに伝えなければいけない。

役は命よ!最後まで演じなさい!と言う人が、最後舞台に穴をあける形でこの世を去った。それは即ち、既に命を失ったということだったように思う。最後彼女は自分自身を演じていたのかもしれない。舞台に立つ後輩たちは、演劇の神様に会えたようだった。そして彼女は和春からの「よく息子をここまで立派に育ててくれた」という言葉を恭しく拝受する。この世の舞台に未練を残して化けて出た恋人とともに、若い人たちに舞台を明け渡し、この世を去った。

 

サミーさんは、若い頃青春ドラマで一発当てた俳優がちょっと年取ってきたみたいな感じ?ロックンローラー辰之助さんが先輩ってことは歌手でもあるのかな、ハムレットでも本編終わった後の歌のほう張り切ってる感じするし。よくわからないけど。

彼はカンヌに出品するような映画に出演予定だったのに、監督の奥さんである女優さんを誤って怪我させてしまったことで、役を降ろされてしまった。恐らく、やっと掴んだチャンスだったんだろう。彼はハムレットでは権力を振りかざす側だけど、権力によって役を降ろされた側でもある。(で、なんで監督とその奥さんが舞台見に来るのかは謎。)

でもその監督と奥さんが見に来たこともあって、そして何より後輩たちからの言葉で彼はスイッチが入って演劇の神様に出会えたんですよね。あれだけ傍若無人に振る舞っていたサミーさんにですら救いの手(?)が差し伸べられる脚本で、私はずっと彼にイライラしてたんですが笑、演劇の神様は本当に「演劇の」神様で、人間性度外視で演劇に真摯に向き合えているかというところを見てくれるんだから懐が深いね。

野良犬というのがディスってる言葉だというのは分かったんですが、具体的にどういう意味なんですかね。ふらふらしてて俳優業に腰が据わってないみたいな意味?

また共演者を傷つけてしまうかもというトラウマで剣が振れないサミーさんに「(もし誤って剣で怪我をさせられたとしても)皺が一本増えるだけだ」って言ってくれた辰之助パイセンかっけーっす!!

サミーはクズだけど、主演でハムレットの舞台ができる程度には人気だし、サラッと書いたサインで入院中のファンの子(辰之助先輩の娘さん)の白血球の数値を通常に近づける力を持ったスター。どんなにクズでもやさぐれていても野良犬と揶揄されようと、「俺たちの憧れなんだよ!」と言われる人で間違いない。

 

和馬はずっと怒ってる。不真面目な共演者、枕営業をする彼女、中途半端な父親、父親の愛人、あまりに怒る対象が多すぎる。全員にきっちり怒っていて、和馬の怒りを中心にストーリーが展開していると言っても過言ではない。

私は原作(ハムレット)を履修してから行ったので、ハムレットのセリフが出る度にいちいち「あぁあの場面の…」と思いながら見ることができたのですが、古典の原作のセリフを一番言っていたのは間違いなく悠仁くんで、とっても頑張っていたと思います。

和馬は決して楽ではない人生を送ってきた人だし、このストーリーで一番心揺さぶられているキャラクターだと思うけど、その真面目さと意志の固さでスターの座を手に入れるらしいので、スターになる前日譚としてこの鬱屈とした日々もいい肥やしになるんだろうなという目線を手に入れてしまったら、それ以上に感情が出てこないというか。

共演者に不真面目なやつは嫌いだ!と怒ったりするけど、和馬だって感情で自分の役を投げ出そうとしたんだから、この時は俳優としてはまだまだだったってことだと思います。

最初の「はじめ!」の声がめちゃくちゃいい声~って思ったのと、オズリックの羽根つき帽子似合いすぎてた。

悠仁くんはとにかく鬱屈としていて、私は悠仁くんの普段をあまり知らないんだけど、大光くんと一緒に出てる雑誌のインタビューを見た感じだと普段の彼にそんな印象は全くないので、それは努力の成果なんだろうなと思いました。

 

そして羽沢。彼はサミーさんに派手にイラついていますが、本人もがっつり遅刻をしており、台本はちゃんと把握してないし、台本に無いことを勝手にやろうとするしで、全然俳優としてちゃんとしてない笑。

ここまで書いて思ったことは、羽沢は若さの象徴なのかも。純粋無垢で、未熟で、でも無限の可能性を手にしてる。役も「あんなことやこんなこと」をしたとか、何か実績があるからではなく、オーディションで手にしているし。

話の進行上、羽沢(普通の兄ちゃん)とフォーティンブラス役(王子)がコロコロ入れ替わるんだけど、その切り替わりも、グラデーションも見事だった。舞台裏のおふざけのフォーティンブラスから、本当にフォーティンブラスになっていく過程が。

佐々木大光というアイドルを知っていれば彼がどちらかというと面白担当アイドルであって、羽沢の親しみやすさのある青年役の方が本来の大光くんに近いと誰もが思うと思う。

でも、私は彼の本領は王子の方にあると思った。王子として、気高く凛々しく立ち振る舞う姿が本当に美しくて、これが彼の持つ本質だろうなという気がした。(天賦の才であるスタイルの良さも手伝っている)

競争の世界で、どんな立場に立たされようとも自らを研鑽し続ける気高さ。無理だと感じてしまうような壁にも怯まずに立ち向かってきたという経験。人から見えないところで悩んだり試行錯誤したりともがいてきたこと。そういった彼が既に手にしている財産が王子の気高さや凛々しさに説得力を持たせたと思う。舞台中央からフォーティンブラスとして登場するシーン、本当に迫力があった。「例え倒れたとしても、何故行けと言って下さらないのですか!」のところもはちゃめちゃに良かった……言って欲しかっただろうし……

もちろん羽沢の方も、亡霊に「復讐を誓うか!」と責め立てられた時の、なんとも情けない「はぁい!」という返事や、体の使い方でコミカルさや感情を表現するあたりはさすがだなという風にも感じて、得意な歌やダンスに頼らないストレートプレイで魅力を見せつけたとも思う。

 

 

主要キャスト3名はアイドル出身者。

みんなそれぞれ素敵ではあったけど、声量や滑舌等において、他の役者陣と比べると若干引けを取ってしまう部分は正直あったとも思う。

それでも主演、主要キャストは彼らに託された。

それはサミーさんが主演を任されるのと同じ。

現役の、しかもまだデビュー前のアイドルを「端役の主演」に据えて上演するこの演目、若干グロいなと思わないことも無いんですが、事務所は好きそうではある笑。

 

アイドルが舞台に立つこと、主演を務めることは演劇界の衰退になるだろうか。興行として成功させることを念頭に置いた舞台は、舞台という芸術への冒涜だろうか。力のある役者の躍進を阻害することになるだろうか。

 

答えはNoだと思う。それが、この舞台が出した答えだろう。

与えられた役を全うすることが、素晴らしい舞台を作る。実力順に早い番手が与えられる訳では無い世界で、不安や不満を抱えながらも、それでも与えられた役を全うすることで素晴らしい舞台が生まれる。

「逃げてきたんじゃない」、そして「ここから羽ばたいていくんだ」という情熱を持って挑む役者には、演劇の神様はきっと微笑んでくれる。それが例え主演を務めるというような対外的に見た明らかな成功でなくとも、役を全うすることには必ず意味があると信じたい。

 

劇中で「こやつはまだ何も成し遂げてはおらん。しかし、いずれ何かを成し遂げる男だ」というセリフに対してオフィーリアが「はい。それを信じ、愛します」と答えるセリフがあるんですよね。

この「いずれ何かを成し遂げる男」を「信じ、愛すること」が所謂アイドルオタクの根源だなぁと思いました。

 

ものすごい具沢山というか全部盛りみたいなお芝居で、高速の台詞回しでものすごいセリフ量なのでカロリーが高い感じがしますが、ハムレットの登場人物の役として言葉を発するからこそすんなり伝えられる、すんなり感情を受け取れるという場面もあり、そういう点で見ても面白い舞台だったなぁと思いました。

 

私は推しの成長や進化を楽しみにオタ活しているタイプのオタクなので、さらに進化した大光くんを見られて大変嬉しい観劇になりました。めっちゃ良席でまじで近かったしな……!(チケットの神様ありがとう)

最後にオタク人格爆発させていくけど、髪の毛は超サラサラで綺麗な金髪、おめめはきらきら、股下はなが~くて、本当に綺麗だったよ!!!素敵でしたまじで!!!!あと、太ももが素敵でした!!!!!(客降りの際、目線が太ももくらいなので)(冷静に考えてそんなわけない)(でも本当に太ももがかっこよかった)

グッズのアクスタとか写真とか雑誌とか、彼らが被写体になることがメインになる仕事に対してかっこいいー!って言うのは大丈夫なんだけど、彼らのお芝居やらライブやらに対してかっこよかったー!みたいな感想に終始するのは嫌だなと常日頃思ってはいるんですが、そう思ってもなお本当に綺麗で素敵だったと言わずに居られない素敵さを浴びました。本当にどうもありがとうございました。

侍担から見た第30回ジュニア大賞(2024)

この記事に関して、最初に注意事項があります。

この記事は侍担である私が侍担へ向けて、侍の順位に特化して感想を述べておりますが、侍担しか見ていない前提で、しかもその全員を友達だと思って書くブログなのでご注意下さい。

その点理解ある方のみ先に進んでください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

痺愛~~~~~~~~~~!!!!!!!大賞お疲れ様すぎ!!!!!!!!!!

圧勝と言って良い結果が出て、正直ここまでとは思ってなかったから本当に良かった!

 

嶺亜くん!そして嶺亜担!!!2連覇本当に本当に本っっっ当におめでとう!!!!

アイドルがさすがならオタクもさすが!!!!ヨッッッ相思相愛!!!!!!

 

長い前置きは不要だと思うので、早速恋人にしたい部門から見ていきましょう!

 

 

恋人にしたい部門

 

1位 中村嶺亜(前回1位)

11位 今野大輝(前回9位)

14位 矢花黎(前回25位)

17位 菅田琳寧(前回圏外)

18位 本髙克樹(前回23位)

23位 佐々木大光(前回29位)

 

 

ますは当然1位の嶺亜くんから。

今年も電子版を深夜に買い、深呼吸を繰り返してから最初ページをめくると、溢れんばかりの嶺亜くんの笑顔が見えて、あーーーーーー良かった!という安堵と、顔可愛すぎんだろ!!!というファン初日の感想が出てきました。(何回でも顔が良すぎて驚く)

嶺亜担、本当にさすが。どんな時でも結果を出して自担に届けるという仕事人の雰囲気すら感じます。

 

ぶっちゃけさぁ~~~、大賞なんて勝手に行われて勝手にエントリーされて勝手に投票されてる訳じゃないですか。

本来お礼なんて別に言わなくてもいいんですよ。こちら側(出版社とオタク)が勝手にやってることだし。順位をつけられるなんて嫌だな~と思ってるアイドルだっているかもしれない。明らかに興味無さそうなアイドルだって実際いるし。

嶺亜くんは比較的文句言われない方だけど、大賞なんて意味があるとは思えないとか、ただの出版社の金儲け企画に乗るなんてとか、実際の人気と違いすぎて面白くないとか、だったら公式に金使うわとか、まぁ以前ほどでないにしても色々言う人が居るのも確かで。

そんな中で自分たちが直接関われる、対外的にも名刺になりうる大賞を粛々と頑張る嶺亜担や痺愛に対して、嶺亜くんは「結果が何かに結びつかなくても、原動力や大きな自信になっている。無駄なんかじゃないって、今後の俺で証明できるように頑張るね」って言ってくれるんですよね。

これ、頑張る侍担が色々言われてるってことを知っていて、それでも頑張る痺愛を嶺亜くんが直接守ってくれたんだなと思った。何の仕事に繋がらなくても嶺亜くんが喜んでくれて、嶺亜くんの支えになって、今年は特に不安な時期を過ごして色んな選択肢の中今も変わらずアイドルとして活動してくれる嶺亜くんの後押しになってるんだから、誰かにとって意味がなくても私たちには意味がある、と胸張って言えます。

本当に凄い人だなと思います。嶺亜担が凄いのはそれはそうなんだけど、やっぱりこの嶺亜くんがあってこそだよなぁと改めて感じました。

嶺亜くん、そして嶺亜担の皆さん、2連覇本当におめでとう!

 

 

 

そしてこんぴーが11位!!!!

2ランクダウン、トップ10まであと一歩でお花を持たせてあげたかった悔しそうにしている今野担も見かけたけど、惑わされず(?)に実直に投票を続けて11位、やっぱり今野担は愛が深いなと思います。

一昨年初立候補から突如圏外から16位への大幅アップでのランクイン、去年は選挙演説でのお言葉(お言葉)に奮起して9位という上位への大幅ランクアップを続けてきて、今野担は本当に頑張ってきたと思うので、それを維持するっていうのは並大抵のことではないんだなというのも感じましたね。本当、当たり前じゃないんですよね、全部。

結果を見て簡単にランクアップだダウンだと言ってしまうけど、その順位は1枚の紙が真っ黒になるまでの労力が何十枚何百枚何千枚積み重なったものなんだもんねぇ……(しみじみ)

結果の受け取り方はそれぞれだとは思いますが、全ジュニアの中で11位!絶対に個々の頑張りがないと取れる順位ではないです!今野担も本当にお疲れ様でした!!

 

そして!!!矢花くんの14位!!!!!

え、正直なこと言っていいですか?語弊を恐れずに言うと、矢花くんの順位を見て、まじ!?凄い!!とかよりこれが実力だよなと思いました。

現場での白ペンラの数もさることながら、矢花担の自担への狂い方(とっても褒め言葉)はジュニアの中でもトップクラスだと常日頃思っているので、昨年初登場25位、初ランクイン自体はめちゃくちゃめでたいことでしたが、絶対に25位止まりの男ではねぇよなぁ!?彼の愛されぶりはそんなもんじゃないだろうと、痺愛として矢花くんと矢花担を見ていて思っておりました。

きっとこれまで嶺亜くんに協力してきた矢花担が自担に投じ、そして絶対に自担を押し上げるぞという強い意志で各々が頑張った結果、11ランクアップという伸び幅では全体の2位タイという!かなりの!大幅アップで!!14位です!!!矢花担まじでおめでとうございます!!!11ランクアップ、これが矢花くんと矢花担の底力じゃーーー!!!!

 

続いて琳寧くん!!17位!!!!!

ねーーーーーーーーーまじで全ての琳寧担と固い握手して回りたいよ!!!!(琳寧担のみなさんは嫌だよ)

去年は本人が嶺亜くんの大賞について言及していたので、多分一番嶺亜くんへの票固めに協力してたのが琳寧担だったと思うんだよね。その結果、侍の中では唯一の圏外。

去年の結果に後悔している琳寧担も、今回は嶺亜くんの1位に懸けてたから良かったという琳寧担もいたみたいだけど、今年選挙演説にて恋人にしたいに琳寧くんが初立候補。そりゃあ琳寧担のみなさんは奮起するしかない状況だったと思います。

が!!!だからって圏外から17位まで押し上げるのまじでやばすぎ!!!!!!圏外の何位だったかは不明なので正確な数字は分かりませんが、最低でも14ランク以上アップという発表されている中では今年全ジュニアの中でNo.1の伸び幅でのランクイン、本当に本当におめでとう…!今書いててちょっと泣きそう笑。(つまりの伸び幅1位と2位タイが侍にいるということですね)

私のめちゃめちゃ個人的なイメージでは琳寧担って箱推しが多くて、穏やかで優しい人が多い気がしてるんだけど、いざ自担のことになるとガッとギア上げて火力を出せるっていうタイプのオタクが多い気がする。

琳寧くんの目標をしっかり叶えた琳寧担、そして琳寧くん、本当におめでとう!!!!

 

そして克樹くんが18位!!!!!

克樹くんは一昨年27位から去年23位に上がっているんですが実質順位(トラジャを抜いた順位)は下げていたんですよね。それが今年5ランクアップ、18位にしっかり順位を上げました!

私は一昨年の克樹担に本当に敬意を持っていて、「とにかく嶺亜くん、嶺亜くんをなんとか1位に!」という流れが侍担で大きい中、自担の名前をランキングに載せた本髙担のおかげで今の侍の各自自担にいれようの流れが始まった気がしてる。少なくとも私は本髙担のおかげで奮起したひとり。

嶺亜くんでトップを狙わなきゃだけど嶺亜くんは前年ギリギリの10位で、さらにこんぴーも初立候補で票割れどうする、だからといってもう嶺亜くん以外誰も入らない状況でもいいグループじゃなくなってる時期だったとも思うから、克樹担の力は偉大。

だから克樹担って何にも流されず粛々と自担のことを真正面から想って投票する人が多いイメージで、今回しっかりその結果が出たなという感じ。

グループ内順位が下がったことに触れられているのを見ましたが、そのあたり克樹担はどう受け止めてますかね。私個人としては5ランクアップという結果にケチがつくほどのことだとは思ってはいないんですけども。悔しく思ってる方もいるのかな。でも、近頃は睡眠ボイスもらえたり愛情深いwebの更新があったりと、最近の本髙担幸せいっぱいでいいねぇと思うよ。(克樹くんって本髙担に対する愛情が深いよね)

えーーーなんかさ、過去の大賞結果見返しながらこの記事書いてるんだけど、第27回で10位中村嶺亜以外誰一人として名前が載っていなかった侍が、第30回で連覇のみならず10位台に4人も入ってるのめちゃめちゃ感慨深いね。

克樹くんの順位をしっかり押し上げた本髙担の皆さん、お疲れ様でした!!!

 

そして我が自担、佐々木大光、23位。

大光担のみなさん、結果を見てどうでしたか?私は正直、本音を言うともう少し上にいけているんじゃないか、という気持ちがありまして……。んー!そうかー!!という悔しい気持ちが出たのが正直なところです。もしも純粋に躍進を喜んでる大光担の人の気分を害してしまったら本当に申し訳ないんだけど。

私が投票期間開始前だったか開始直後だったかに、「侍のことは変わらず好きだけど、今年の大賞にやる気が出ません。どんなモチベーションで頑張りますか?」みたいなマシュマロをいただいた時に遠慮のない怖長返信をしてしまったんですが、私が頑張ろうと思った理由は大きく分けて3つあったんです。

まず1つ目は、何があっても応援しているという気持ちを届けたいということ。

2つ目は、向上心があるということなので悪いことではないのですが、決して自信家ではなく、「まだまだ」と思いがちな大光くんが手に入れた自信を後押したいということ。

3つ目は一連の騒動でたくさん傷付き、多くの言葉を飲み込んできたであろう自担に、せめて自分が直接関われる大賞ではがっかりしたではなくやった!と思って欲しいということ。

この3つでした。この3つが叶えられた順位だっただろうか、と思うと、十分だったのだろうか……と思ったりもして。言わなくても分かると思うけど、これは私個人の話ね。大光担代表の声でも総意でもなく。

でも個人的には今年は私にできることはやりきったぞという感覚もあって後悔みたいなものはないし(この点に関しては頑張って本当に良かったと思う)、なにより6ランクアップという伸び幅は十分大きいものだと思うし、これはもう存分に!誇っていいことだろうと思います。去年29位に入って号泣していたことを考えても欲深くなってきたなと思うし、それはつまり大光くんにこんなに欲深くなれるパフォーマンスを見せてもらってきた1年だったということだなぁとも思います。

大光担の皆さん、みんなみんなお疲れ様でした!!またもし来年があれば(ない方がいい笑)、やべーー全然終わらなーーーい!!ってリアルフェイサーしながら私に出来る範囲のことを精一杯頑張らせていただきます。どうぞよろしくお願いします、一緒に頑張りましょう!!(だけど、ない方がいい笑)

 

 

さて、ここからは簡潔にデータまとめに入ります!()内が昨年順位、新設の場合はnewと書いてあります。

今年から各部門10位まで、リア恋は30位まで発表されたという変化があったので、上段が例年通りの上位5位までの集計結果、下段が発表された順位全ての集計結果になってます。アンダーラインは連覇した部門です。

 

中村嶺亜

恋人にしたい1位(1)、お兄さんにしたい1位(2)、先輩になって欲しい1位(2)、キスしてみたい1位(2)、いちばんおしゃれ1位(3)、いちばん美形1位(2)、ドSっぽい1位(2)、女装が似合いそう1位(2)、いちばんいいコンビ中村嶺亜&本髙克樹1位(3)、スマホフリック入力ギャル並に早そう1位(new)、女の子に生まれ変わってもアイドルになってそう1位(new)、メイクが似合いそう(new)、少年マンガの主人公の実写化が似合いそう1位(new)

 

小計 1位13部門(過去最多記録) 昨年比10ランクアップ 13/45ランクイン

 

友達にしたい9位、ペットにしたい10位、いちばんセクシー7位、いちばん美声8位、演技がうまい7位、彼女に尽くしそう8位、天然キャラっぽい9位、ナルシストっぽい10位、いちばんいいコンビ中村嶺亜&矢花黎10位、私のリア恋枠7位、意外とメガネが似合いそう6位、いい匂いがしそう7位、秒でメールの返信返ってきそう8位(new)、未読が1000件以上たまってそう10位(new)

 

小計 6位1部門、7位4部門、8位3部門、9位2部門、10位4部門 14/45ランクイン

合計 27/45ランクイン(いいコンビでの重複ランクイン含む)

 

※美容意識が高い(昨年2位)、ゲームが上手そう(昨年2位)の2部門が消滅し、新設のスマホフリック入力ギャル並に早そう、女の子に生まれ変わってもアイドルになってそう、メイクが似合いそう、少年マンガの主人公の実写化が似合いそうの4部門に今年初ランクインしたため、昨年の11/45から2部門増加の13/45ランクインという結果になりました。

圧巻。圧巻と言っていいと思う。嶺亜くんに恋人にしたい連覇だけではなく、歴代最多の男の称号までプレゼントした嶺亜担、そして侍担、やばすぎ!!

 

菅田琳寧

恋人にしたい17位(圏外)、友達にしたい1位(2)、彼女に尽くしそう1位(3)、天然キャラっぽい1位(1)、バズるポーズを生み出しそう1位(1)、秒でメールの返信返ってきそう1位(new)、少年マンガの主人公の実写化が似合いそう4位(new)

 

小計 1位5部門、4位1部門、17位1部門 昨年比17ランク以上アップ 7/45ランクイン

 

私服がダサそう8位、私のリア恋枠27位、ハヤりのダンスをすぐモノにしそう9位(new)

 

小計 8位1部門、9位1部門、27位1部門 3/45ランクイン

合計 10/45ランクイン

 

※出前を運ぶのが上手そう(昨年2位)、伝説のパイロットになりそう(昨年2位)、パーソナルトレーナーになってほしい(昨年2位)の3部門が消滅し、新設の秒でメールが返ってきそう、少年マンガの主人公の実写化が似合いそうにランクイン、恋人にしたいに初ランクインしたため、昨年と同じく7/45のランクインという結果になりました。

昨年強かった部門の消滅が3つもありましたが、その分新設と恋人にしたいの大躍進でランクイン数を保ちました!恋人にしたい部門の大躍進のおかげで、昨年比ランクアップはグループ内トップ(ちゃんと調べてないけど多分全ジュニアでも1位だと思う)となりました!

 

本髙克樹

恋人にしたい18位(23)、学校の先生になってほしい1位(1)、私服がダサそう2位(2)、ドMっぽい1位(2)、いちばんいいコンビ中村嶺亜&本髙克樹1位(3)、ニュースキャスターになりそう1位(3)、意外とメガネが似合いそう1位(2)、手料理が食べたい1位(1)家庭教師になってほしい1位(1)、オリジナルラーメンをプロデュースしてほしい1位(new)

 

小計 1位8部門、2位1部門、18位1部門 昨年比11ランクアップ 10/45ランクイン

 

グローバルに活躍しそう10位、絵がヘタそう7位

 

小計 7位1部門、10位1部門 2/45

合計 12/45ランクイン

 

ルームシェアしたい(昨年2位)が消滅し、新設のオリジナルラーメンをプロデュースしてほしいにランクインしたため、5位以上に関しては昨年と同じ10部門という結果になりました。

V3(手料理を食べたい部門)を達成しているのは侍の中では唯一克樹くんのみです。何かしらでキャスティングを考える時、頭のいいジュニアといえば、料理が得意なジュニアといえばでまず本髙克樹を思い浮かべてもらって、特技を生かしたお仕事がたくさん来るといいなと思います。

 

今野大輝

恋人にしたい11位(9)、ペットにしたい1位(1)、いちばんセクシー2位(2)、いちばん美声1位(2)、ナルシストっぽい1位(2)、御曹司っぽい1位(2)、いい匂いがしそう1位(2)、絵がヘタそう1位(2)

 

小計 1位6部門、2位1部門、11位1部門 昨年比3ランクアップ 8/45ランクイン

 

いちばんおしゃれ10位、いちばんいいコンビ今野大輝&矢花黎7位

 

小計 7位1部門、10位1部門 2/45ランクイン

合計 10/45ランクイン

 

※声優をやって欲しい(昨年5位)が消滅したため、昨年より1部門減の8/45のランクインとなりました。

私は去年ブログで「今2位の部門全部1位狙える」と言っていたんですが、いちばんセクシーこそ逃したものの、他は軒並み1位へのランクアップを果たしました!

このブログを書くためにMを散々見返していたんですが、こんぴーのペットにしたい部門、M側のミスで今年は連覇なのに侍まとめページでは前回2位にされてしまっているので、ここで!声を大にして言っておきたいと思います。

今野大輝さん、ペットにしたい部門2連覇です!!!!おめでとうございます!!!!

 

矢花黎

恋人にしたい14位(25)、私のリア恋枠1位(4)、いちばんMCがうまい2位(2)、未読が1000件以上たまってそう1位(new)、出身地への愛が深そう1位(new)

 

小計 1位3部門、2位1部門、14位1部門 昨年比14ランクアップ 5/45ランクイン

 

友だちにしたい8位、演技がうまい9位、ドMっぽい8位、いちばんいいコンビ今野大輝&矢花黎7位、いちばんいいコンビ中村嶺亜&矢花黎10位

 

小計 7位1部門、8位2部門、9位1部門、10位1部門 5/45(いいコンビでの重複ランクイン含む)

合計 10/45ランクイン(いいコンビでの重複ランクイン含む)

 

※アイコンのクセが強そう(昨年1位)と声優をやってほしい(昨年2位)の2部門が消滅し、新設された未読が1000件以上たまってそう、出身地への愛が深そうにランクインしたため、5位以上に関しては昨年と同じ5/45のランクインとなりました。

矢花くんはまーーーーなんといってもリア恋1位ですよね!!!!まじでまじでおめでとうございます!!!!!昨年ゆうぴ正門浮所の下につけていた4位から1位へ。猪狩くんが意外だみたいなコメントを出していましたが、そうか同性にはわからないのか矢花くんのヤバさが…という気持ち笑。

 

佐々木大光

恋人にしたい23位(29)、弟にしたい1位(1)、後輩になってほしい1位(2)、いちばんおもしろい1位(1)、ダンスがかっこいい1位(1)、演技がうまい1位(2)、泣き虫そう1位(2)、グローバルに活躍しそう1位(3)、ハヤりのダンスをすぐモノにしそう1位(new)

 

小計 1位8部門、23位1部門 昨年比11ランクアップ 9/45

 

友だちにしたい7位、私のリア恋枠23位、絵がヘタそう10位、バズるポーズを生み出しそう9位

 

小計 7位1部門、9位1部門、10位1部門、23位1部門 4/45

合計 13/45ランクイン

 

ルームシェアしたくない(昨年1位)が消滅し、新設されたハヤりのダンスをすぐモノにしそうにランクインしたので、5位以上に関しては昨年と同じ9/45ランクインとなりました。

去年誇っていた1位獲得部門数では嶺亜くんに抜かされてしまいましたが笑、1位獲得部門数8というのはグループ内2位タイですし、連覇達成部門が3つあるというのは克樹くんと並んでグループ内1位ということになります。5位以下の項目を含めたランクイン部門数は13で過去最多を記録した嶺亜くんに次いでグループ内2位です。

大光くんが自信のある部門にあげているダンスがかっこいい部門は、これからも、何があっても、ぜってぇに死守していきたい所存です。(でも、ない方が……笑)

 

今年は1位にランクインした部門数を全員が上げるという結果になりました(嶺亜2→13、琳寧2→5、克樹3→8、今野1→6、矢花1→3、大光4→8)。
そもそも42/45がヤバすぎるからそりゃあそうなんでしょうけど。過去にこんなに1グループがランキングを席巻したこと、あったんでしょうか……

 

大賞を振り返っていると、1年という期間で自分の意識がどれだけ変わっているのかをひしひしと感じますねー。

さっきも書いたけど、去年は「絶対に大光くんをランクインさせる!」という意気込みで臨んで、29位に入って号泣した私が、今年は23位に入って悔しいという気持ちを抱くようになったということも、その顕著な例だと思います。

序列とかを見ていると何も変わってないじゃんという気持ちにさらされることもあるかもしれないけど、確実に上昇しているというのを振り返れるいい機会ですね、大賞って。

 

今年は、そもそも開催されるのか!?というところからのスタートで、私自身もそうですが、どうして大賞に参加するのかを改めて考えた人も多かったかもしれません。

去年までは、いい順位をとればいい仕事を回してもらえるかもしれないという気持ちが少なからずありましたが、今年は事務所の状況的にそれが叶わないであろうということが元々わかっていました。これは侍担に限らず、全てのジュニア担が認識していたところだろうと思います。

その中で、それでも1番頑張れたのが侍担だったんだなぁと思います。何にも繋がらないかもしれないけど、それでも頑張ろうと決めた人が多かった。

それぞれ頑張る理由は色々あると思いますが、結局侍たちに届けたいものがあったから参加したんだろうと思います。

痺愛の力が集結したことで、それがきちんとメンバーに届けられたジュニア大賞だったのかなと感じました。

嶺亜くんが連覇したことも、42/45部門で1位をとれたことも本当に本当に凄いことですが、届けたいものが届けられたこと、それを対外的にも証明できたことというのが、私の中では1番大きな報酬だと思います。


侍担の圧倒的票数と団結力、見事だったと思います。圧勝と言えるであろうこの結果、正直ここまでとは思っていなかったので、最初結果を見た時はポカーンって感じでしたが笑、痺愛がみんな喜びあいながらお疲れ様って言い合ってるの、とても良かった。
痺愛のみんな、お疲れ様でしたー!!!!!

 

第30回ジュニア大賞(2024年)各グループごとの感想

どうもこんにちは。侍担です。

2024年のジュニア大賞、発表になりましたね~~~!!!

事務所のあれこれで開催するかオタクが問い合わせる事態になるほど開催が危ぶまれていたジュニア大賞、なんだかんだあっても結局15万票(昨年は24万票)を集めたそうです。

9万票減をどう見るかは人それぞれだと思いますが、私としてはそれでも15万票集まったんだ…という感想でした。

 

この記事では侍担である私がジュニア大賞の結果をグループごとに見ていくという記事になるので、他担にごちゃごちゃいわれたくねーわっていう方はぜひ見ないでおいてください。事実に基づいた感想を述べるつもりですが、あまり知らないが故に的外れなことを言ったり不快にさせてしまう可能性はあるので、各々自衛よろしくお願いします。

 

 

 

さあ早速いきましょう。

まずは何と言っても恋人にしたい部門。

昨年との比較はこちらです。↓↓↓

 

  2023 2024  
1 中村嶺亜 中村嶺亜
2 作間龍斗 西村拓哉 ↑3
3 正門良規 正門良規
4 浮所飛貴 末澤誠也 ↑4
5 西村拓哉 浮所飛貴 ↓1
6 井上瑞稀 井上瑞稀
7 髙橋優斗 作間龍斗 ↓5
8 末澤誠也 髙橋優斗 ↓1
9 今野大輝 阿達慶 ↑11
10 猪狩蒼弥 橋本涼 ↑1
11 橋本涼 今野大輝 ↓2
12 佐藤新 那須雄登 ↑1
13 那須雄登 猪狩蒼弥 ↓3
14 岩崎大昇 矢花黎 ↑11
15 佐藤龍我 佐野晶哉 ↑3
16 金指一世 内村颯太 ↑3
17 福本大晴 菅田琳寧
18 佐野晶哉 本髙克樹 ↑5
19 内村颯太 檜山光成 ↑5
20 阿達慶 黒田光 ↑8
21 織山尚大 織山尚大
22 藤井直樹 岩崎大昇 ↓8
23 本髙克樹 佐々木大光 ↑6
24 檜山光成 川﨑皇輝
25 矢花黎 真弓孟之 ↑2
26 島健 佐藤龍我 ↓11
27 真弓孟之 深田竜生 ↑3
28 黒田光 千井野空翔
29 佐々木大光 藤井直樹 ↓7
30 深田竜生 島健 ↓4

 

 

まずは1位、嶺亜くん!!!連覇おめでとうございます。

本人も言っていたように、痺愛も不安になる大賞だったと思うけどさすが嶺亜くん。そしてさすが嶺亜担。

侍担は団結力が凄いと言われていて、確かに票割れは少ないんですが、恋人にしたいに関しては今年は過去最低の票固め率だったと思っています。昨年嶺亜くんが1位を取れたことで、今年は各々自担に投票した痺愛は格段に多かったはず。

11位に昨年比2ランクダウンのこんぴ、14位にトップクラスの伸び率の11ランクアップの矢花くん、今年初めて恋人部門に立候補した琳寧くんがランク外から17位(最低でも14ランク以上アップ)、克樹くんが5ランクアップの18位、23位に6ランクアップの大光くんという結果でした。

こんぴのみ2ランクダウンでしたが他は全員わりかし大幅なランクアップと1位タイで、45部門中42部門1位も凄いですが、恋人部門でもしっかり健闘したといっていいのではないでしょうか。

侍については追って別記事を書くつもりでいるので、詳しくは後ほど。

 

2位にはLil かんさい、ニシタクがランクイン。関ジュ勢トップに躍り出ました。

侍担目線でいうとニシタクはかなり脅威だと思っていた(投票期間中、りとる担の数字のあれこれが目に入っていた)んですが、いざ3ランクアップで2位になっているのを見ると、やっぱりりとる担は大賞を戦いにきたなという感じでしたね。

恋人にしたい部門にはりとるからニシタク以外のメンバーはひとりも入っておらず、りとる担結束の結果だということが読み取れます。

あまり内情は詳しく知らないんですが、来年もやっぱりりとる担全員で団結するのか、それとも他メンバーのランクインも狙い始めるのか、動向が気になるところです。

なによりりとる謹慎疑惑、このままなんの発表もないんですかね。法律違反に関しては事実であれば謹慎もやむなしだと思いますが、盗撮されて謹慎は?????と思ってます。個人的には。

 

3位にはAぇ!groupから正門くんがランクイン。本人もコメントで言及していましたが、直近3回、特に今回は結構順位に乱高下がある中、今年・去年・一昨年(一昨年はトラジャを抜いた順位での換算で)3位に入っていて安定した人気を誇っています。

そして、4ランクアップで4位の末澤くん。ここは素直にすごいなと思いました。上位グループで4ランクアップは並大抵じゃないと思うので。末澤くん、自身が20代最後の大賞ってことに選挙演説で言及していて、それでオタクが奮起したのかなと思いました。

佐野くんが3ランクアップで15位、こじけんが4ランクダウンで30位にランクイン。突然の退所がありましたが、大晴くんも間違いなく30位以内に入っていただろうと思われます(昨年17位)。

 

5位には美 少年から浮所くん。

本人も言及していますが毎年少しずつ順位を下げての5位。昨年比だと1ランクダウンです。

那須くんが唯一1ランクアップしていますが(ていうか逆に去年なんで6ランクもダウンしてたんだ?)、他は大昇くん8ランクダウン、龍我くん11ランクダウン、藤井くん7ランクダウン、金指くんは圏外まで(最低でも15ランク以上)ダウンと昨年も厳しかったですが、今年はさらに厳しい結果になりました。

投票期間中から美担の動きが鈍そうだというのは他担である私からも見えていたのですが、自信のある部門に恋人にしたいを挙げてるのが那須くんしかおらず、それが私にとってはかなり意外でした。

 

6位にはHiHi Jetsから瑞稀くん。瑞稀くんは昨年と同じ6位でしたが、作間くんは5ランクダウンの7位、ゆうぴは1ランクダウンの8位、はしもっちゃんは1ランクアップで10位、猪狩くんは3ランクダウンの13位という結果でした。

去年HiHiは今年を最後にしようという意気込みがあったのかかなり力が入っていたので、昨年比にすると少しランクダウンが目に付く結果となってはいますが、今年30位までの中にメンバー全員名前が載っているのは侍とHiのみで、Hiは13位までに全メンバー入っているというアベレージにしたらダントツのグループであることは今年も変わりません。

唯一ランクアップを果たしたはしもっちゃんは去年HiHiの中で唯一トップ10入りできていなかったので、橋本担が奮起した結果だろうと思いました。

 

そしてそしてそして!!!!!9位に阿達くん。いやーーーーーすごいね!

阿達くんは去年20位から9位、11ランクアップの大躍進を遂げました。

いや、阿達くんは普通に順位をあげるだろうなとは思ってましたよ?思ってたけどさ、トップ10に入るのは凄すぎるだろうが。彼は皆さんご存じの通り無所なので、組織票は多分皆無です(強いていえばあだちいのだけど、ちいのくんのオタクはまぁまず阿達くんには投票しないと思うので…)。侍目線で言うとやばあだラインもありますが、恋人に阿達くんを入れる矢花担は掛け持ち先が阿達くんってだけだと思うので、組織票とはちょっと違うだろうし。

去年だっけ?投票用紙を書いてみた発言をした阿達くん。大賞を頑張って特大見返りがあるのは嶺亜担と阿達担だけなので笑、今年のブログでは阿達くんが何を言うのか注目しています(彼のブログが更新されたら教えてください)

 

そして16位にはうっちー。うっちー!元気してるかー!?たくさん食べてたくさん寝てくれな!!!!(友達?)

投票期間中に結果発表時にはうっちーが休養に入っていることを想定していた内村担はいないと思うけど、それでも休養中の彼に3ランクアップ、グループ内トップをプレゼントできたことを考えると、内村担頑張って良かったね……の気持ち。勝手に。

嶺亜くんが「大賞が居場所を与えてくれた」と言っていましたが、帰ってくるかどうかは体調や自分自身との対話で本人が決めることだとは思うけど、うっちーが帰ってくる場所はここにあるよということを示せたことは本当に大きなことだと思います。

今年忍者は大躍進でして、3ランクアップの16位にうっちー、5ランクアップの19位に檜山くん、8ランクアップの20位に黒田くん、去年と同じ21位に織山くん、3ランクアップの27位に深田くん。そして何より、川﨑皇輝!!初登場24位(最低でも7ランク以上アップ)!!!

ランクインした人がランクダウンしなかったのは忍者とりとるとアンビのみですが、りとるもアンビもランクインしたのは1人ということを考えるとグループ全体で1番伸びたのは全グループの中でトップが忍者といっていいはず。

先ほどメンバー全員ランクインしているのは侍とHiのみと言いましたが、忍者が全員ランクインすることは現実的に考えてほぼほぼ不可能で笑、その中で兄組が6人ランクインして順位もしっかり上げていることを考えると、だんだんそれに匹敵するくらいのグループになってきたんだなぁという感じです。

 

そして25位にはAmBitiousから真弓くん。

去年初登場だった真弓くんが2ランクアップを果たしました。真弓くん、顔がかなり好きです()。

思うんだけど、侍担が団結力あるのって侍には嶺亜くん一強の時代があったからだと思うんだよね。侍担が自担より先にまずは嶺亜くんを押し上げようとしていた期間があったというのは絶対団結力と無関係ではないはず。

アンビに限らずりとるもだけど、一強がしっかり決まっているグループは、何年か後に他メンバーが続々ランクインするようなグループになっても、他の部門で団結することに抵抗感が無くて大賞に強いグループになるんじゃないかなと思います。

 

そして最後に初登場、千井野空翔!

正直な感想を申しますと、もう少し上に来るんじゃないかと恐れていました。阿達くんとそこまで大きな人気の差があるとは思っていなかったので。

でも、阿達くんは去年すでにランクイン済だったので、頑張ればもっと上を目指せるということが分かった上での投票。千井野担はあとどれくらい頑張れば名前が載るのか分からないなかでの投票なので、この差は大きいのかも。今年自担を信じて投票した千井野担、本当にお疲れ様でした。今年しっかり名前が載ったことで、間違いなく来年はさらに躍進するはず。

よく考えたら、去年の夏のわっしょいで阿達くんはケインと慶でCANDYをやるような子だったんだけど、千井野くんは大人数の野球グループの内のひとりで、一瞬の自己紹介ターンで「僕のこと覚えて帰って下さい」と叫んでた子なんだよね……。そんな子がランクインしてきたって考えるとすごいね。あだちいのが風穴空けたことで、他のまだランクインしたことない自担を持つオタクも頑張る気力が湧くかも。

あだちいのに早くグループ組ませてやってという声をよく聞きますが、個人的にはあだちいの2人組でいいんじゃないですか??と思ってます。それか竹村くんいれて3人とか。阿達くんはあまり大所帯のグループじゃない方が良さそう、という勝手な偏見。私は無所では鍋田推しなのでそこに鍋田くんが入ったら嬉しいけど(私利私欲)

 

昨年と比べると、昨年大きな順位変動があったのは黒田くんの11ランクダウンと阿達くんの初登場20位ランクインくらいで、あとは大きくても5~6ランクくらいの変動だったんですが、上がるのも下がるのも最大11ランク変動した人が3人(阿達・矢花・佐藤)もいて、5~8順位が変動した人もごろごろいました。メンツは大きくは変わっていない中でも順位に大きく変動があった年だったと言っていいと思います。

 

恋人以外の全項目昨年比の表をつくるのはさすがに面倒なので割愛しますが笑、高校生部門を除いた45項目のうち1位を取ったのが、侍が42項目、HiHiが3項目。

2位はHiHi30項目、Aぇが9項目、侍3項目、りとる2項目、忍者1項目という内訳でした。

この結果だけ見ると、投票総数は侍担>HiHi担>Aぇ担なのかな?という印象です。

 

 

さて、今年のジュニア大賞はみなさんにとっていかがでしたでしょうか。

何気にJr.大賞からジュニア大賞に名称が変わった今年、終えてみた感想としては、やっぱりジュニア大賞はオタクの気持ちが表れるイベントだなということを痛感しました。

今年参加を見送った方も多くいたと思いますが、気合を入れて参加した身としては、なんだかんだ頑張って良かったなと思える大賞でした。

参加した全ジュニア担の皆さん、お疲れ様でした!早く大賞を卒業できるよう、Annexの偉い人達、よろしくお願いします!!笑

内観をしてみたよ!!!

最近、というかしばらく心理学を学びなおしているのですが、これがまぁ面白くて面白くて。

勉強すればするほど腑に落ちることが多く、そしてジャニオタ界隈というのは精神的に健全でいるのが難しいなと思うことが今まで何度もあったのですが、そうなってしまう理由を体系的に学ぶことにとても意義があるなと思っています。

 

突然ですが、アタッチメント障害という言葉を聞いたことがあるでしょうか。愛着障害とも呼ばれますが。

 

アタッチメント(愛着)というのは、乳幼児期に親が抱きしめてくるとか、そういうスキンシップで育まれるものとされています。

これが幼いころに上手く形成されないと、人間関係において難しいことが増えてしまうらしいです。

では、乳幼児期に上手く形成されなかった人は大人になってしまったら絶望するしかないのかと言えばそんなことは無く、大人になってからきちんと再形成することもできます。

私は正に再形成した側の人間だったと思っているのですが、それはただ単に運よくいい人たちに恵まれたというだけの話な気がします。大学で心理学を学び、友達も心理学を選んできた人だらけだったので、そのこともいい方向に影響していると思いますが。

 

さて、前置きが長くなってしまいましたが、アタッチメントを成長してから再構築するには、自分を振り返ることが大事だと私は思っています。

例えば、心理学の用語で投影という言葉があります。投影というのは、自分の中にある衝動や性質を他人のものだと思い込んでしまう、というものです。(詳しいことが気なる人は、ググってね♡)

 

そこで私は考えました。

私は教師と生徒の恋愛もの(高校生と大人の恋愛含む)がかなり地雷なのですが、それはなぜだろうと。現在推しグループのメンバーが先生と生徒の恋愛を描いたドラマにでており、発表時からうわーと思いました。

倫理的に許されないとか、法律的にアウトだからというのは正論だし事実ですが、だからこんなにも嫌悪しているのかといったら、ちょっと感情的な説明がつきません。

私がこんなに教師と生徒の恋愛を嫌悪するのは、生徒に手を出す教師に嫌悪しているつもりで、その実自分の中になにかを投影しているのかもしれない。それを色々考えて、なんとなくこれだろうという結論が出たのでブログにまとめてみます。ただの学習の過程&長い自分語りです笑。

 

 

 

 

高校1年の終わりか2年の最初の方だったか、私は予備校を探していました。

私は両親からなるべく自分のことは自分で決めなさいと言う方針の元育っているので、進学や就職先に関して一切口出しされたことが無く、予備校探しも自分でいいと思うところを選びなさいと言われていました。

まずは代〇ミや四〇学院など、学校の近くの大手予備校の資料をもらいに行ったり見学に行ったりしていました。

その時、友達から彼氏がとある予備校に通っているという話を聞き、そこの予備校も見学に行くことにしました。名前はあまり聞いたことがない予備校でした。

予備校を検討している旨連絡してアポを取って、当日その予備校が入っている雑居ビルに行ってみたら、異様にテンションの高い、当時の私の素直な感性で言うとかなり気持ち悪い感じのおじさんが外で待っていて、説明するからマックに行こうと言われたんですね。

他の大手予備校は受付で資料をくれたり、受付横にある簡易応接用ソファーみたいな場所で説明をしてくれたので、何故マック?あまり大きな予備校じゃないみたいだし、応接室みたいなスペースが無いのかな?と思って近くのマックに行きましたが、その時点で私はなんだか怖いなと思いました。

何か飲む?おごるから好きなの選んでと言われたけれど、おごってもらって借りを作るのが怖すぎて、何もいりませんと断った記憶があります(今考えれば、マック側からしたら大迷惑笑)

 

おじさんは嫌な感じのハイテンションかつ早口で、全く面白くない恐らく本人にとっては冗談を随所に交えながら色々説明をしてくれていたのですが、他のお客さんの目はあるものの他の職員の目が届かない場所に移動してきて、知らないおじさんと2人きりというのが怖いし嫌で、ここだけは絶対にやめようと早々に心に決めていたので、明らかにつれない返事をして、早く切り上げようとしていたんです。

そしたら、「全員に紹介しているわけじゃないけど、予備校代が安くなる特別なプランがある。予備校代が安くなったら君のご両親はすごく助かるだろう。両親のためにも安くしたいよね?ただ、全員にというプランではないから他の人に聞かれるとまずい。カラオケ(密室)に場所を移そう」と言われたんです。

今の私なら多少の暴言を吐くなりしてバチクソに怒りながら予備校の上層部にチクると思いますが笑、当時の私は断るのが本当に怖すぎて、嫌ですと言えなかったんです。スーツを着た、男性の、40代くらいのおじさん。断って逆ギレしてきたらどうしようとかそんなことを考えていた気がするけれど、とにかく断るのが怖くてついていったんです。

カラオケ店はマックの数件先にあって、私はおじさんとマックを出てカラオケ店の店先まで来たんですが、断るのが怖いよりもこのおじさんとカラオケの密室に入るのが怖すぎて、店先で立ち尽くして泣いてしまったんです。

さすがのおじさんも慌てたしカラオケ店の店員さんは当然怪訝な目で見るしで、結局私はそこで帰れました。

帰宅するために小走りで駅に向かいながらお母さんに電話して、「怖かった」ということを泣きながら話しました。結局翌日父親が「娘が怖い思いをしたと泣いて帰ってきた。そちらの予備校には絶対に通わせない」と電話をしてくれました。

 

当時の私はクソ生意気な高校生で、誰しもに無難な態度をとりながらクラスメイトのことを見下していたと言ってもいいかもしれないです。

大学生とバンドを組んだり、ネットを通して知り合った年上の友達(女の子)もいたりして、同級生はテレビと好きな人の話ばっかりしてて子どもだな~とか思ってたと思う(嫌な奴すぎる)。

私の高校は通学路に露出狂が出たり、電車内で痴漢被害にあったり、駅前の駐輪場で2階以上に自転車を運ぶために急な坂を上る時、下から覗く覗き魔や盗撮犯がいたりして、性被害が日常にあったんです。下着売ってくれって声をかけられたり、渋谷とかまで出れば「イメージなんで写真撮らせて下さい」(イメージなんでってまじで何?)とつきまとわれたり。

私はそういうのを平然とあしらうこともできるし、年上の友達も私のことを対等に扱ってくれて、大人と何も変わらないと本当に思っていたんです。高校に通っていて、法律的にまだ未成年だけど、もう精神は大人だと。

 

でも、この一件で、私は親に守られている。自分でできないことに今まで気付かなかっただけで、できないことがきっと山程ある。私は大人の、特に大人の男性の思惑(?)を真正面からぶつけられた時、こんなにも弱い立場になるんだということ、私は全然大人と対等ではなかったことに気付かされたんです。

 

だから、私は高校生が教師(大人)とどうにかなる話が本当に嫌いなんだろうな、という結論に思い至りました。

幸せに楽しく高校生らしい高校生活を送った人は、高校生はもう十分大人だと思うのかもしれない。私もこの一件が無ければ、青春特有の謎の万能感を持って、自分はもうすっかり一人前だと勘違いしたままだったと思うし。

 

だからドラマで、女性教師が男子生徒のことを、授業中誰の事を話しているのか分からないようにして褒めた時には本当に嫌な気持ちになった。好きな教師からこんなこと言われてしまったら、そりゃ高校生はメロメロ(死語)になっちゃうでしょ、と。大人にはそれが分かる。分かっていて言うことが出来る。対等ではないです、全く。経験値も成熟度も違う。

 

もう一つ、私はあらゆる性被害を高校生の時から受けてきたけど、誰も警察に行っていいなんて教えてくれなかったんです。

露出狂は毎年のように出るのに、先生だって「気をつけろよー」くらいで。通報して警察に助けを求めなさいなんて言ってくれなかった。

電車で痴漢にあった時も、友達同士で話して「本当最悪だよね」「元気出しなよ、忘れよ!」みたいな話をして終わりだった。性被害が日常過ぎて、警察に行っていいものだと全く思ってなかったんです。

世の中には一定数の変態がいて、そいつらのことはもうどうしようもない。事故にあうようなもんだと。でも、学校に指定された制服を着て、学校に通うために電車や自転車やバスに乗ってるだけなのに、性被害に遭うのが仕方のないことなわけがないじゃないですか。

そういう判断もできていなかったことも含めて、やっぱり高校生の時の私はどれだけ自信があろうと、年上の友達と付き合っていようと、しっかりしていると周りの大人に言われていても、圧倒的に子どもだったんだと思うほかないです。

もちろん精神の成熟度には個人差があるけれど、少なくとも成人以下は子どもとして定められている。その守るべき対象の子どもをどうにかしよう、どうにかなろうなんて、考えられない。

そういう思考が働くんだと思います。

 

だから、子どもに手を出す大人を見て憎む気持ちも当然持ちながら、でもその中にあの時のおじさんへの怒りや恐怖が多分に含まれているんだと思います。

 

あと、私の学校には元生徒と結婚した教師がいて、その先生はめちゃくちゃ不愛想でずっと不機嫌ですぐ怒鳴ったり舌打ちするような怖い先生で普通に嫌いだったんですけど笑、アイツがそういう目で生徒を見たことがある事実を想像したらめちゃくちゃ気持ち悪かった、というのも影響してるかもしれません。実際にどういう経緯で結婚したかは知りませんが、そう思う教師がいるというのをリアルに想像した時点で大分気持ち悪かったです。

 

SNSとかで赤の他人である芸能人の不倫に烈火のごとく怒る人がいるけど、それって自分が恋人や配偶者に裏切られたり悩んだ経験や、悩んでいる母親を見て育ったとか、そういう経験を投影していることも多いんだろうなと思うわけです。

憎い赤の他人への怒りは、大抵多分自分が負わされた傷の責任を誰かに求めたいんだろうなと思います。

 

大事なことは、自分の中にある傷付いた経験や抑圧された感情が赤の他人に向いているかもしれない、と気付くことだと思います。

自分を傷つけた人と似たような存在の赤の他人をどれだけ攻撃しても、救われることはないです。自分は守られないし、癒されない。

自分の中にいる傷付いた自分を自覚して、その傷を治療したり受け入れるという作業をしない限り、赤の他人に突然怒りをぶつけることを繰り返す自分と、赤の他人に必要以上に叩かれる誰かが延々と生まれるだけです。

 

まずは、自覚する。

アタッチメントも、自分のアタッチメントスタイル(必要以上に不安になってしまうとか、必要以上に人との関わりを排除したくなってしまうとか)を把握して、自分はこう思ってしまいがちなところがあるんだと自覚するだけで、だいぶコントロールできるようになると思います。

 

なんだか想定よりかなり長くなってしまったのでこの辺で終わりにしようと思いますが、色々と勉強することで、なんとか今より少しでもいい人間になれたらいいなと思います(?)

中島健人、脱退。

誰のためでもなく、私の思考整理と感情の記録の為に書きます。

推し活と呼ばれるものは、例え同じ人や作品を愛でる人達同士であっても、その人が今現在抱えている問題やそれまでの人生経験等で大きく楽しみ方・受け取り方が変わるものだと思っているので、私がこう思うからみんなもこう考えなよ!という類いのものではなく、こういう考え方する人もいるんだな、程度に受け取っていただけたら幸いです。

(風磨くんが「脱退」と表現していたので、脱退の言葉を使います。私個人としても、卒業より脱退がしっくりくるので)

 

 

私はケンティーの脱退を明確に予想していたわけではなかったと思う。でも、脱退の発表があってからなるほど、だからかと腑に落ちることがいくつも頭に浮かんで、ものすごく納得した。

ケンティー脱退はグループとケンティーにとって最善の結論だろうとも思ったので、かなりすんなり受け入れられた、多分めずらしいセクラバ。(アンリーでもオンリーでもなく、風磨担ですが箱推しでもあります。むしろ箱推しできないと推せない)

唯一もったいないなと思うことは、ケンティーの抜けたセクゾでドーム公演はしばらくないだろうな、という点。風磨くんの演出の手腕はドームでも遺憾なく発揮されていて、素晴らしかったので……。2022も2023のドーム公演も、本当にいいライブでした。

 

私としてはケンティーの脱退はいい選択になるだろうというのが一番最初に来た感想。

ケンティーは、コンコルディアの公開を控えている。

コンコルディア撮影中、まだケンティーのインスタは開設されておらず、あちらでは名刺代わりになるインスタアカウントが無かったことは彼にとって大きな痛手になった。そこから念願のインスタアカウントを手に入れた。

彼は日本と海外との架け橋になりたいと、これまで何度も発言していた。お芝居に力を入れたいということも。

そのために、留学等でお仕事を休むこともなく、忙しい仕事の合間に日本にいながら英語力を身につけて掴んだチャンスがコンコルディア

海外ドラマのオファーなんて、人生でそう簡単に何回も掴めるチャンスじゃない。もしもケンティーが「経験として海外のドラマにも出てみよう、せっかくオファー貰ったし!」くらいのテンションだったら、脱退を選ぶことはなかったと思う。

でも、ケンティーはその先を見据えている。その先に行きたいと願っている。コンコルディアを見た誰かの目に留まって新しいオファーをもらえた時「その時期は日本でコンサートをやっているので無理です」と断ることになるかもしれないという可能性を残している限り、ケンティーにグループ活動は難しいだろうと思う。

国内の仕事だったら大変ではあるけどある程度詰め込むこともできる。でも海外に行くとなると、国内の仕事はいったんすべて断って体を空けておかなければならない。

コンサート会場はずいぶん前から押さえないといけない以上、ケンティーのいつ来るのか、そもそも来るのかどうか、仕事の時期や期間等なにもかもが不明なオファーの様子を見ながら動くとなると、動けなくなると思う。

グループ活動とケンティーが望む海外の仕事を両立するには、このツアーやシングルに中島健人は別仕事のため出演しませんというパターンが許されるかどうかというところかなと思う。

でも、そんなのファンが納得してくれるだろうか。「脱退するくらいだったら」と天秤にかけるなら許せる人もいるだろうけど、分かりましたそうなんですね、と素直に受け入れられるオタクがどれだけいるだろうか。

そしてそのツアーは「ケンティー不在の欠けているツアー」として回ることになる。そうなったら単純に動員も箱に見合わなくなることもあるだろうし、そのライブがグループの発展に繋がっていくかと考えたら、うーーん……と思ってしまう。

解禁前の仕事に公式に触れることもそもそも難しいだろうとも思う。もし仮に、ケンティーが別仕事で今回のツアーは参加しないらしいということが分かった時、オタクやメディアはみんなで詮索しないという体制をとれるだろうか。それもかなり難しいことのような気がする。

 

ケンティーがSZで担っていたものは相当大きく、ケンティーのいないSZはもうSexy Zoneとは呼べない感覚というのは、正直なところ、本当にそうだと思う。Sexy Zoneは5人の力で成り立つグループだけど、中島健人はやっぱりSexy Zoneの顔だと思うので。

だから改名をする、改名を機に脱退するというのは最適解でしかないと思った。

 

V6兄さんのように、この6人でなければV6ではないと解散を選ぶ道も美しいと思う。

でも、成熟した先輩方に比べたら、まだ20代のメンバー、特に聡ちゃんや勝利くんにとってグループを失うということが良い選択だとは全く思えない。グループは残すべきだ、絶対に。でも、そこに必ずケンティーがいられるかどうかは不明。その不明瞭な状態がグループのためにならないと判断したのだと私は理解しました。

 

SZとして成し遂げていないことはまだ山ほどある。例えばメンバーが、泣きに泣いてまだ叶えていない夢を一緒に叶えようとケンティーの脱退を引き留めたとする。それはつまり「自分たち全体の夢の為に、ケンティー個人の夢は捨てて諦めてくれ、もしくは両立出来る範囲だけに留めて我慢して納得してくれ」と懇願することに等しい。

そしてその願いをケンティーがもしも受け入れてくれたとする。でも、そんな中島健人を1番見たくないのは風磨くんだろうなと思う。だから、脱退は必然だと思う。

 

勝利くんがまだ幼い、なかなかうまいこと発言できないセンターだったら。聡ちゃんが不安定なところがあって、心配でたまらない子だったら。風磨くんがこんなにお茶の間で人気を博すことなく、まだふてくされていたら。ケンティーはそっと自分の夢を諦めたかもしれない。夢を抱くことすらなかったかもしれない。

ケンティーが抜けてしまう穴はどう考えたって大きいけれど、それでもケンティーがいなくなったら全員崩れて倒れてしまうメンバーではもうないと思う。ケンティーだけが「外で稼いでくるお父さん」ではない。みんな成長して、自分の力で稼いでくることが出来る立派な大人になった。

だからケンティーが全力で夢を追いかけられるんだと思う。かつてはケンティーがグループの為に戦ってくれていた。でも、いつからかグループのためにメンバーが存在しているのではなく、メンバーを尊重するメンバーのためのグループになっていったからこそケンティーが選びたい道を選べるようになったんだと思う。ケンティーが全力で夢を追いかけられるメンバーで良かったと、心の底から思う。

 

風磨くんのソロからケンティーのソロへ引き継ぐ時の乾杯も、風磨くんに背中を、もうむしろ全体重を預けるような背中合わせRUNも、いつも前向きな言葉を発するケンティーが寂しいと素直に言ったことも、「これが本当に最後だぞ!」と煽る風磨くんも、「ケンティーの言葉聴いてたら泣いちゃう」と言う聡ちゃんも、人前で滅多に泣かない風磨くんの涙(マリ卒業以来)も、全部全部あぁそういうことだったのね、と思ったらとても素直に受け入れることが出来た。

 

ふまけんが離れ離れということに大きなショックや驚きを感じた人も多かったと思う。

確かにふまけんは仲良しではないし、脱退して仕事で会うことが無くなれば、新しいふまけんエピソードは生まれにくくなるだろう。

だけど、私にはふまけんという概念そのものが失われるとは思えない。ケンティーは風磨くんを見て、風磨くんはケンティーを見て、お互いの成功を祝いながら負けてられねぇなと思ってさらに奮起するだろう。むしろライバル関係のような形が元来のふまけんの形なのかもしれないと思ったりもする。おじいちゃんに一生一緒にいると言われたふまけんの「一緒」は、物理的距離の近さという意味よりも、お互いの意識にお互いが常に入り込んでいるという意味で、「一生一緒」なのかもしれない。

 

こうなって欲しい、という自分の理想を重ねてアイドルを応援することは、別になんら悪いことではないと思う。それが本人たちが口にしていたならば尚更。

その期待が期待の通りに行かなかった時に、大きなショックを受けることも、どうすれば回避できたのかと考えたりしたくなることも当然あると思うので、そういう思考の人がいることを否定するつもりはない。多分、そんな反応が来るであろうことは、メンバーはよくわかっていると思う。

だから前を向けない人が悪いとは思わない。落ち込む時間も必要だと思う。SZにかけてきた思いも時間もお金も人によって全然違うし、なにより生きてきた人生が全然違うんだから、思うことがみんな同じになるわけがない。(どちらかと言うと、私が強く「自分の好きな人生を生きて欲しい」と思うタイプだっただけの話)

 

でも、私にはケンティーが誰かのせいで辞めようと思う人には思えない。それはできないよ、と言われたら、できる範囲のことからとにかくやって、継続して、自分の力を示して、交渉して、周りを納得させて自分の夢を叶えてきた人だと思う。

あの人がこうだから、会社の対応がこうだから、じゃあ俺は辞めますねとはならないだろうなと、私が見てきたケンティーはそういう人に見える。

 

何より、風磨くんがグループを諦めていないし、迷いも戸惑いもないと言い切ってくれた。それを信じることができるだけのことを、風磨くんはここ数年やり遂げてきている。マリウス卒業時の言葉(だって俺たちが倒れたら、誰もついてこられなくなっちゃう)があるので心配が全く無い訳では無いけど、そう言い切ってくれる風磨くんのことを大丈夫?できる?無理してない?と心配するのではなく、真っ向から信じてあげたいという気持ちも強い。

私はかなり自分の感情に忠実で正直な人なので、3人を今までと変わらず応援できるかは正直分からない。不安要素はかなりある。

口から音源のおけんとなので、これまでの曲のケンティーパートを歌うにあたってもっともっと音楽的に突き詰めていかなければいけないところはあるだろうし、サービス精神と魅せる力がカンストした人を失うので、ケンティーマンパワーに頼っていた部分をなにかしらの方法で埋めなければいけない。

やらなきゃいけないことはたくさんあるし、現時点で足りなくなるものだってあると思う。

3人で出す曲を今までと同じように好きだと思えるか、また素晴らしいライブを見せてくれるのかというところは、聴いて見てみないとまだ分からない、というのが正直なところ。

やっぱりケンティーがいないと全然だめだな、魅力を感じなくなったなと思う可能性もある。

 

でも、見る前聴く前からケンティーがいないならもう成立するわけがないとは全く思わないし、むしろ期待している。きっとやってくれるだろうと期待を、かなり持てている。だから、ケンティーがいなくなってしまうのは寂しいし痛手で済まないくらいの大痛手だけど、ケンティーの喪失という大きな負荷がかかって、これからどれだけ個々がさらに飛躍していくんだろうというわくわくもある。

ケンティーにも、当たり前のように期待している。彼はずっと有言実行だ。きっとこれからも有言実行だろうと思う。情熱と信念で、自分の望む未来をきっと手繰り寄せるだろう。その姿こそ、中島健人というアイドルの真髄だと思う。だから、ケンティーにはこれからも全力で自分の夢に向かって突っ走っていって欲しい。

 

とにかく思っていたことをただただ羅列した文章になってしまったけど、改めて思うのは、私はSexy Zone全員、5人のことを心の底から信頼しているんだなと気付けたことが良かった。彼らの選択は、いつだって正解だと思う。いつも正解を選びとってくれているように、私には見える。

それはこれまでSexy Zoneがとにかく誠実に仕事とファンと向き合ってきてくれた結果。着実に歩みを進めて期待を抱かせ続けてきてくれた結果。

5人がこれからどうなっていくか、まだ誰にも分らない。でも、挑戦を続ける推したちの姿を見て居られるのは幸せなことだなと思う。私は挑戦を続ける彼らに魅力を感じている側面がかなりあると思うので。

酷く月並みな言葉しか出てこないけど、全員頑張れ!応援してるし、期待しています。

12/26 Sexy Zone Chapter Ⅱ in DOME感想

ここ最近のセクゾはやばい。すごい。本当に声を大にして言いたい。

ここだけの話、ドームツアーをやってくれたけど倍率はさほど高くなかったらしい。

それでも私はまたドームに立って欲しいと思う。アリーナももちろん楽しい。距離も近くて、アイドルファンとしては正直アリーナの方が幸せな現場だと思う。

でも、Sexy Zoneのライブはたくさんの人に見てもらうべき。絶対にそう。セクラバだけが独占していいものとは思えない。

事実、今回初めてセクゾのライブに入ったという人もかなりいたように思う。周りを見ても、今回のライブのペンラでなく過去のライブのペンラを掲げている人もいた。直接聞いた訳ではないので分からないけど、久しぶりにセクゾのライブに来た人もそれなりにいるのかもしれないと思った。

そういう人をどんどん巻き込んで欲しい。あのライブを見てくれさえすれば、Sexy Zoneを好きになってくれると思う。

 

今回特に素晴らしいと思ったのは演出。

chapter Ⅱというアルバムをひっさげてのライブは、既に今年の夏アリーナで行われた。

同じアルバムをタイトルに冠してのライブ、つまり披露される曲は前回のアリーナと似通ったものになる。

それでもきちんと伝えたいことを前回のアリーナとは違うかたちで伝えるライブになっていいた。私は風磨くんの演出家としての才能に驚愕した。

 

 

セット&衣装

まず最初に触れておきたいのはセット。いや、セットすごくね??架空の渋谷みたいな感じの街なんだけど、看板は全てセクシーに関するもの。実在する企業(ガストとかハンズとか)のオマージュになっていて、私は終演後規制退場がかなり最後の方だったのでゆっくり眺められた。

驚いたのは東京タワー。セットの中に東京タワーがあったことに気付ていないセクラバさんも恐らくいたと思う。他の席からどう見えていたかは分からないけど、少なくとも私の席からはひっそり程度しか見えなかった。

舞台の上手側の端の端、なんなら別の建物に遮られてほとんど見えない位置に東京タワーがそびえたっていた。私からは見えなかったけど、下手側にも私からは見えない何かがあったのかもしれない。

あの東京タワー、かなりつくりがしっかりしてた上に、良く見えるところに配置すればセットのメインテーマになり得るくらいのかなりの大きさだったと思う。それなのに、最上手の目立たないところに配置してあり、掛かってる金……と思った(下世話)。

 

逆に、中央寄りの下手、かなり目立つところが工事現場になっていた。まだつくり上げている途中のSexy Zoneということなんだろうと解釈した。

メンステ上部の飾りは道路をモチーフにしたものとペンラにもなっている瓶の王冠(蓋)になっており、Sexy Zoneという名前では最後のライブということで「これまで歩んできた道」いうテーマだったんだろうと思う。

 

衣装で一番強烈に印象に残っているのは赤衣装。

私は7 MEN 侍のオタクなので、風磨くんがプロデュースして侍につくってくれた赤衣装とかなり似ているなと思った。(SZと侍が兄弟みたいでかわいいうれしい)

……ってことは風磨くんってSZの衣装もプロデュースしてるってことですか???

侍の衣装もSexy Zoneの衣装も赤でちょっとダボッとしたシルエットの服だけど、ケンティーは革っぽいというかライダー風の赤衣装で、あれが風磨オーダーだとしたら、「うっっっっっっ!!!」となりますね……アイドル中島健人に一番夢を持ってるのは菊池風磨説。

 

感じたこと諸々

私は記憶力がザルすぎるので、特に印象残ったことだけ羅列します。

アリーナだったので見えていない演出も多々あるし記憶も曖昧です。レポではなく感想です。

 

人生遊戯&Try This One More Time

セトリを入れずに行ったので、一曲目から人生遊戯でブチ上がり。と同時に驚き。

前回のアリツア時にまだ発売されてなかった曲(本音と建前も発売前だったけれど、ライブで披露はされていた)なので、アリツアと差別化するなら人生遊戯がライブの要の曲になると思っていた。それを1曲目に使ってしまうんだという驚き。でも疾走感あふれて、幕開けに相応しい曲だった。

私は試聴の時点では正直あんまり好みじゃないかもと思っていて、歌番組で披露されたのを聴いて大好きになったタイプの曲なんですが、ライブで聴いてさらになんていい曲なんだと(手のひらくるー)

近年のSexy Zoneの魅力のひとつは応援歌を実感を込めて歌えるところだろうと思っている。それはジリジリと勢いを増すグループだからこそより何倍もお客さんに届くのだろう。

「それでいいよ」に代表されるように、Sexy Zoneにはありのままを肯定する曲も多い中、人生遊戯はちょっとケツを叩く感じの応援歌。

これは「今」にぴったりだ。この1年色々なことがあり、きっと悔しい思いも悲しい思いも腹の立つことも山ほど経験してきて、さらに改名を控える彼らにぴったりだなと。

曲のリリースに関しては発売のかなり前から動き出しているだろうから、色々なことがあり改名を決めた「今」のために用意された曲ではないのだろうと思うけど、それでも今そういう曲を引き寄せるSexy Zoneはもってるし、この曲を1曲目に持ってくる風磨くん…と初っ端から演出に感嘆。

 

Try This One More Timeも、めっちゃいい曲。めっっっっっっちゃいい曲!!!

言わずと知れた映画トランスフォーマーの主題歌に起用された曲で、もちろん私も何度も聴いた曲ですが、私は普段あまり歌詞を意識して曲を聴かないので改めて歌詞を聴いて、うわぁ~~~~…と。

アリーナで聴いたときは初披露だったので「わ~かっこいい~、transformって歌詞入ってる~~」くらいのことを思っていた記憶なんですが、人生遊戯でケツを叩くけど「争いはStop」で「目を向け語り合って 当たり前をTransform」というSexy Zoneらしさ。

お客さんをノリに乗せる冒頭2曲。

 

いつかはっきり覚えていないんですが、今回ふまけんのメイクがとっても印象的で序盤に顔に見とれる時間が発生。

ケンティーは長めはっきりめのアイラインに、目尻の下あたりにボルドーっぽいブラウンの影?を入れていてそれがとっても可愛くて、今度真似してみようと思った記憶。

風磨くんはピンクっぽいシャドウを結構入れていた。

それからこれも序盤、有難いことにかなり前の方の席で、肉眼できちんと表情まで見える席だったのですが、相変わらずの歌の上手さとその圧倒的なオーラを浴び、全ての努力の塊がここに立っている…みたいなことを感じて少し泣きそうに(早すぎるよ)

いやほんと、エネルギー量がすごいんだよなSexy Zoneって。それが先天性のものももちろんあるだろうけど、後天的に掴み取ったものが大い感じがする。

 

本当にドームの隅から隅まできちんと全員を相手にしようという気概を感じる演出で、メンステからバクステ、序盤からクレーンを使ったりと冒頭からファン全員を掴み切ろうとしていたように見えた。

私はアリーナだったので埋もれて、今セクシーたちはどこにいるんですか??の時間も多々発生したけれど、それでも楽曲の良さで押し切れる強さも感じた。

 

My World

My Worldが、今回のライブの中でも特に印象に残った一曲だった。

夏のアリーナのChapter Ⅱでは風磨くんのプレイヤーとしての熱量みたいなものを受け取った。

My World、皆さんご存じの通り「I am the King and This is my world」というとんでもない歌詞の曲なんですが、アリーナのときは特攻隊長のようにガムシャラに突っ込むような雰囲気を纏っていたように思う。

それを見て、殺人級の猛暑でしかも1日2公演あって、全体の構成をつくりあげてどうやってペース配分していかなきゃいけないかを誰よりも熟知した上で、それでもガムシャラなパフォーマンスを見せる風磨くんに、なるほどこれがSexy Zoneの、菊池風磨のChapter Ⅱへの意気込みなのかと思った。

今回のMy Worldは本当にKingの風格漂う、どっしりとした力強さを感じるMy Worldだった。ひとつ上のステップに登ったような。アリーナからドームまでの間、失う物もあったかもしれないけれど、だからこそ分かった自分がきちんと手にしているもの、手にしたと感じられるものが明確になったんじゃないかと、なんだかそんなことを漠然と思うMy Worldだった。

風磨くんがどの程度アリーナとの差別化を意識していたかは不明ですが、とにかく私は同じ曲のパフォーマンスを見たことで、明確な風磨くんの変化を感じた。これが内面からにじみ出たものなのか、それとも演出によるものなのかは分からない。

 

ROSSO

絶対に期待を裏切らない男、それが中島健人だと思った。

ROSSOは正直曲として好きすぎまして、多分アルバムChapter Ⅱの中で1番聴いているであろう曲。最高過ぎるよケンティー

雰囲気をつくり上げる力、そこに没入する力、そして溢れて零れて仕方ないサービス精神。本当にケンティーはどこに行っても何をしてても、どれだけ環境が変わったとしても私たちの大好きなケンティーでいてくれるのだろうと、そういう信頼をより強固にしたROSSOだった。

 

せめて夢の中でだけは君を抱きしめて眠りたい

東京ドームでお客さんにおしり向けてカラオケした人って、今までいるんですか???(カラオケでペンラ振るの楽しかった)(強めのビブラート)

 

Cream

脱帽。脱帽です、まじで。

大人の落ち着いた雰囲気の曲で、ライブの演目としてはいったんちょっとゆったりした気分になるところだと思うんですが、お客さんの気持ちを落ち着かせないぞ、掴んで離さないぞという意思をすごく感じた。

Creamがやりすぎる事なく、でも可愛らしい曲に仕立てられていた。びっくりした。

私は下世話なので()、この曲がごくごく一部のファンから叩かれてたことを思い出した。

熱愛疑惑なんか出たりもして笑。私にとっては「笑」みたいな出来事ですが、そういう意見を目にして多少なりとも動揺したセクラバは一定数いたと思うし、なーにを言いやがるんだと怒ったセクラバもいただろうし、当然風磨くん本人にも届いていたと思う。

それでも、ファンに歌わせるという形で気持ちを乗せて、可愛らしさまでまぶしたのを見て、ファン同士は同じグループを応援しているのに何故か時にいがみ合い、それがヒートアップして「アンタみたいなのはファンじゃない」「脳死盲目馬鹿」なんて険悪なムードになってしまうことすらあるけど(悲しいね)、会場に足を運んだファンをきちんと隅々まで連れていこうとして、プロフェッショナルだなと思った。

特に周年の頃、「1度でも僕らを好きになってくれた人全て」に対する感謝を述べていたの、口先だけじゃなかったんだな。

 

雨に唄えば

アリーナの時はおじいちゃんのこともあり、もちろんお父さんのエピソードも知っていたので「今でもさ 僕のこと見て笑ってくれるかな」という歌詞にグッと来てしまって、自分と両親のことを考えたりして雨に唄えばを聴いて泣いていたんですが、今回のドームでは着ぐるみーズにより更に楽しく可愛らしい雰囲気になっており、チェックの衣装は可愛くて、「ワクワクしてきた 僕は無敵ここでは」が強く伝わった気がして泣いた(結局泣くんだ、あんなに可愛い曲で)

勝利くんがワクワクして自分は無敵だと思えるライブが、これからもたくさんあるといいなと思う。私は無敵の勝利くんを何度だって見たい。

 

Turbulence

Sexy Zoneのザ・アイドルと言われて思い浮かべるのはケンティーの人が多いと思うけど、私は聡ちゃんも同じくらいザ・アイドルな人だと思う。

個展でマネキンを使って様々な感情を表現した聡ちゃんが、最後の締めくくりとして自分をマネキンのように見た立てて表現したTurbulence。

初めて聞いた時壮大な雰囲気の曲で、あぁ聡ちゃんの新境地だなという印象だったけど、今回ライブで見て今の聡ちゃんにぴったりの曲だなという印象に変わった。

そもそも、聡ちゃんがペンラを消して欲しいと求めることも今までなら無かったと思う。聡ちゃんはオタクがペンラを振りたい気持ちを絶対に理解しているから。

それでも表現者として表現したいものがあるという欲が出てきたことが、これからのSexy Zoneをブーストしていく原動力になるだろうと思った。

だからと言って、聡ちゃんのアイドル性が失われつつあるとは全く思わない。

MCやファンサ曲で「DASH村の時はノーメイクでやると決めている。前の仕事でメイクしていたら、落としてから行く」というこだわり、「僕が5.5万人いたらいいのにね、そしたら1人1人にファンサできるのに」という発言、自身がアイドルであることにとても自覚的だと思った。聡ちゃん、世界で1番幸せになってくれ!!!

 

本音と建前

あの!本音と建前の前と後を作り上げたのは誰なんですか!?!?!?天才最高!!!!

ケンティー、難易度的な意味でピアノが思ってたよりも上手かったし、あの雰囲気と音楽、私は林檎さんの雰囲気をバシバシに感じた(私は東京事変がデビューした頃からの東京事変ファンでもあります)。林檎さん、見てるー!?!?と心の中で思っていた(林檎さんは今紅白準備で忙しいですよ)。

そう思って気付いたけど、椎名林檎というかなり独特の世界観の持ち主、そしてライブに掛ける情熱と周到さを持つアーティストの雰囲気を、自分たちのライブに取り入れて自分のモノに出来てしまうというのは、多分凄いことなんじゃないかと思う。

ほんたてがChapter Ⅱ in DOMEというライブの中核を担っていた(ほぼほぼほんたての為にあのジャジーな空間が作り上げられていた)ことに、長年の林檎さんファンとして、かなり嬉しく思った。

林檎さんが引き出したかったSexyが見事引き出せていて、Sexy Zoneがそれを生かして見事に乗りこなす様、本当に最高。

 

リミックスメドレー

リミックスメドレー、新しくて好き。わくわくするし、こんなに合致するんだ!という発見があって楽しい。

なんだろう、初ドームの時もおぉ~とは思ったけど、今回は輪をかけて楽しかったという印象。

ここにダンケシェーンをぶちこんできたことも凄かったし(聡ちゃんが本家の前だから緊張したと言っていたのも愛)、中でも男ネバギバという初期トンチキと割と最近のMoneyの合致具合(?)が本当にすごくて、歳を重ねて大人になって、雰囲気や形を変えても通じるスピリットがあるんだな~と思ったりして、ちょっともう1回円盤でちゃんと聴きたいですゾーン。ワィワィHaワィという未発表曲を当然のようにぶち込んでくるあたり、この人たちのエンタメ心が大好きだなと思う。

 

Forever Gold & Sexy Zone

ひたすらに楽しいリミックスメドレーの後のForever Goldで「あぁこのSexy Zoneとして過ごした全ての時間がForever Goldなんだ」と思ったら号泣号泣号泣。(フェイスタオル取り出し)

Sexy Zoneではオタクのペンラが一糸乱れず振り付けの通りに振られ、Sexy Zoneが発売された当時、この曲でこんなにも泣く日が来ることを誰が予想しただろう。

少なくとも私の人生で、甲高い子どもの声のあの曲が意味を持つ日なんて来るとは思っていなかった。

私は今確かに幸せだなと思った。

もしかしたら、若い女の子ならまだしもいい大人がアイドルに夢中になることをみっともないと思う人も少なからずいるだろう。私にとって今日この場にいられることがどれだけの価値を持つのか、理解されないことも多々あるだろう。

でも、理解が得られなくても嘲笑う人がいたとしても、私が今幸せだと感じた心は誰にも邪魔されない私だけの想いだ、というようなことを思った。

元来理解が欲しいタイプでもないし、他人の感想より自分の感想(というか、私は自分にとってどうなのかという視点がかなり強い)が大事な方ではあると思うけど、この感動が人に伝わらなくても確かにここにある、この価値も私の中に間違いなくしっかりあるぞ!!何も無いところから価値をSexy Zoneが生みだしてくれた!!!形のないものの価値を大切にしたい!!!!というようなことを思っていた気がする。ひたすらに泣きながら。

 

Timeless

本当に、こんなに涙って出るんだっけというレベルでボロボロ泣いた。去年のドームの時は、明確にマリちゃんのことを想って歌われた曲だと思ったし、実際にそうだった。

でも、くまの合図(サプライズ)でみんなで力の限りのSexy Zone!!!!と絶叫して、冒頭から泣いてしまって歌えない聡ちゃんをフォローしていたあの風磨くんまでもが泣いた。

You're beautiful,You're beautiful,Everyday Evrytime you're beautiful.は本来マリに向けられた歌詞だろうけど、それでも私の元来のプラス思考も相まって腹の底から勇気が湧いてきたというか、失敗したって躓いたって上手くいかなくたって、色々考えながらあーでもないこーでもないと生きている限り私は美しいんだという、自分を信じる力を受け取った。

本当に1年前のドームとはまた違った大切な意味を持った楽曲だった。マリちゃんへの大切な思いを切り取ってくれた歌として素敵な歌だったけど、このライブできっとこれから何度もあるであろう上手くいかなかったり、自分にがっかりした時、私の力になってくれる曲にもなったと思う。

 

マリウス

出来るだけ毎日ハッピーに過ごしておくれ。願うのはそれだけだけど、それをずっと願ってるよ!

 

ふまけん

私は強烈なふまけん信者という訳では無いけれど、このライブを語るのにふまけんを語らずには終われない。ふまけんというのは何とも言い難い、でもどうしようもなく絶対的なシンメ。

風磨くんがふまけんを明確に演出に取り入れることは、正直少ない。

ロッコだって、ふまけんはいつも分かれる。

それが、My WorldからROSSOの流れで風磨くんとケンティーがグラスで乾杯してステージが引き継がれたのを見て、キャー!!!という歓声の中、私は地響きのような「おぉぉおおぉ」という全く可愛くない声を出していた。笑

正直驚いた。ベストパフォーマンスからベストパフォーマンスへ引き継がれることを信頼しきった乾杯のように見えて、ふまけんって本当に凄いよ……の気持ちに。

 

ふまけんを「同じ交差点に立ち続ける2人」と表現したのは勝利くん。「すれ違いざまに肩がぶつかることもあるし、道を挟んで距離を置くこともある。でも、ケンティーも風磨くんも絶対にその交差点から動こうとしない」と。

そして、RUNのふまけん背中合わせが投下された。

少し仰け反るほど完全に自分の背中を風磨くんに預けるケンティーに「ちょっとちょっと中島さん……」とでも言いたげに笑う風磨くんが歌うのが「誰もいない交差点の中 走り出す 明日へ向かってるか」なの、よく出来すぎでは……???????

最初、風磨くんがちょっとちっちゃくなって、ケンティーの体重を完全に受け止めきらなくても、ケンティーは構わずグイグイと背中を預け続けた。

風磨くんが照れて笑ってみても、真剣な顔で歌い続け背中を預け続けるケンティーに、次第に背筋を伸ばした風磨くん。

私には、そんな風に見えた。(私の記憶の改ざんがなければ………笑)

 

最後の挨拶も凄かった。どんな出来事も華麗にセクシーに切り替えてくれる前向きなケンティーが、「改名は元から考えていたことだ」と報告してくれていて、それは当然本当のことなんだろうけど「寂しいです」と言い切ったこと。

グループを1人の背中で背負っていた頃にはできない発言だったと思う。

勝利くんがいて、聡ちゃんがいて、マリのスピリットがあって、そしてSexy Zoneを背負って共に大活躍の風磨くんがいてこそ出来た発言だったんじゃないかと思った。(ケンティーの寂しいで大号泣。私もだよ~~~~)

Sexy Zoneの名のもとに、勝利と、聡ちゃんと……」と言い始めた時、勝利聡ちゃんときたら最後は風磨くんか!?!?と身構えた時「マリウスと」と続きやっぱりぃ!!!と息を飲み込んだ時に投下された「風磨と出会って」で会場大絶叫。

冷静に考えたら、メンバーの下の名前を呼んだだけて悲鳴が起こるの、これぞザ・ふまけんの歴史すぎる。笑

私個人としては、さぁ風磨くん、どうする???という気持ち。(は?)

ケンティーがにじりにじりと明確に歩み寄ってきたのを、風磨くんがどう受けとって変化していくのか、それとも相変わらずなのか、私たちには見えない裏でだけこっそりじんわり変化が起こるのか……その場合は強火ふまけん担の聡ちゃん、可能な範囲でレポよろしくお願いします。でもオタクがわーわー言ったらアレかもとも思うから、本人たちが表出しないならそのままオタクは知らない方がいいかもとか、こんなことを色々想像しながら生温い目で見守るのが私的ふまけんの楽しみ方(?)。

いいんだいいんだ、無理にふまけん売りしなくても。無理ない範囲でやっていただければ。どうせ2人とも同じ交差点から動こうとしないんでしょ。

 

最後に

 

Sexy Zoneって最高だね!!!!!

私はコロナ禍を経てどうしてエンタメが存在するのかの意義とエンタメの力を見せつけたのがザ・アリーナだったと思っているのですが、今回はエンタメの力を(既にザアリで証明済みなので)信じきった上で、観客に力を与えようとしてくれたライブがChapter Ⅱ in DOMEだったように思う。私自身がそういうフェーズにいた可能性も高いけど。

それはきっと、新しい名前で再出発することに決めた彼ら自身から発せられるからこそ意味を持つ。

Sexy Zoneとして、最後のライブ。そこで、感謝を込めて力の限りのSexy Zoneを叫べて本当に良かった。お葬式は亡くなった人のためでなく生きている人のためにやる、というのを時折耳にするけれど、みんなでSexy Zoneという名前と別れを惜しむ時間を作ってもらえて本当に良かった。ファンの気持ちをおいていかない、それがSexy Zone

真摯にエンタメに向き合っているSexy Zoneのことだから、名前が変わってきっとどんどんパワーアップしてくれるに違いない。

寂しさはある。それでも、マリちゃんの卒業の時も今回もファンと一緒に寂しいと言ってくれること、ある意味失うことになるけれどその上でこれからも快進撃が続いていくだろうと信じさせてくれる力、紛れもなく彼らの「アイドル力」だなと思う。

 

Sexy Zoneのこれからの快進撃に期待。

まだファンじゃない人はSexy Zoneにハマるなら今だよ、今ならまだ間に合うよということだけは伝えておきたい。

 

 

「暗暗裏」の感想

TikTokにて発表された嶺亜くんの作品について、あーだこーだ個人的な感想をまとめようと思います。

 

私のスタンスとしては、芸術鑑賞において大事なのは自分(受け手側)の感性による直感的な感想、そして作者について考えることも大事な要素だと思うので、そのような話が少し出てきます。

 

まずはTikTokに発表された作品を見てみましょう

 

https://vt.tiktok.com/ZSN4nFFh2/

 

 

タイトルは「暗暗裏」となっています。「暗々裏」は「人の知らないうちに」という意味ですね。

来週細かいこだわり等についての話がブログで上がる様なので、私の感想と大きくズレる可能性はありますが、あえて追加で作品解説が来る前に私が感じたまっさらな状態の感想を書き留めておこうと思いますが(追記くらいはするかも)、とりあえず現時点で分かっているのは「好きに描きたいもん描こう!」と思って描いた絵であるということ、嶺亜くんが好きな和×サイバーパンクの世界観を表現したかった、ということです。

 

ブログで原画を見る前、最初に作品をじっくり見た時に1番思ったのは、左右で対比的になっているなということでした。

 

横兵庫と呼ばれる蝶のように広がる髪型は花魁の髪型の中でも特にポピュラーな髪型で、当然連想されるのは女性。

でも向かって右側の横髪は無くすっきりとしていて、ここだけ見たら男性的に見えます。

向かって左側(女性側)の目はゴーグルで隠されており見えませんが、右側(男性側)は目が出ていて、紅隈が施されているように見えます。紅隈といえば歌舞伎、歌舞伎と言ったら男性が演じるものですし、中でも紅隈は正義のヒーロー的役割を表すものなので、やはり男性的。

 

髪型と顔だけ見るに、どうやら向かって左側は女性的で、右側が男性的に見えます。

 

続いて背景を見てみます。

背景で最も相対的な象徴として描かれているのは龍と虎かなと思います。

竜虎相搏」という言葉があるように、龍と虎は一対で実力伯仲の象徴です。

 

向かって左側には、欲を感じます。

食欲・性欲・睡眠欲が人間の3大欲求とされていますが、たまご・餃子・らぁめん・酒・ホルモン(らしき)看板など、飲食に関する看板は左にまとまっています。(右側の寿が寿司の可能性はありますが……)

勝山髷(かな?)の女性の看板は今でいう芸能人的な存在の女性の看板でしょうか。お色気うっふんお姉さんのネオンはもろ性欲を示してるだろうし、うっふんお姉さんの上にある「ゆ」の文字は湯屋(銭湯)だと思われますが、江戸時代、湯屋は売春が行われる場所でもあったので、性的なものの表現かなと思います。

狐面の看板もあります。狐といったら人間を化かす(騙す)というイメージですが、左側のマントに書かれている「笑面夜叉」(=顔は笑っていても、心の奥底では悪いことを考えているという意味)と通ずるところがあるかなと思います。

他にはカラオケらしき看板、極楽浄土らしき看板が見えます。

 

次にマントを見てみます。

笑面夜叉、混沌、PREDATOR(捕食者もしくは他人を利用する人の意)、DOPE(のように私には見える)、篆書という種類の字体の暗という字が描かれています。

陸々々というのは666のことかな。悪魔の数字とされる数字ですね。

ポケット部分に書かれているカタカナの「サイジメク テンカ」というのは意味が分からず……テンカは天下かな。

向かって左の人間の足の靴のタンの部分の文字(上に人、下に言火火と書かれている文字)も意味が分からず気になります。字から受けるイメージとしては、口は災いの元というか、SNS等で発言が炎上してるようなイメージが思い浮かびました。

 

私の知識と感性では不明な部分も多々ありますが、これらが左に描かれています。

私の仮説通り、もしも左が女性性を表しているとするなら、欲深く(もしくは欲の対象)、人を騙し、心の底で何を考えているかわからず、混沌としていて、人を利用し、中毒性があり、暗い(後ろ暗い)。

でも、極楽浄土でもあるし、男性と対になるもの(龍の傍には太極図も描かれている)で、心の目が見えている(=目はゴーグルで見えないけれど、かんざしに目のマークの飾りがある。要は第六感が働く、勘が鋭い的な意味?)というのが女性性として表現されているのかと思いました。

 

右側もざっくり見ると、手裏剣・くない・ダイナマイトという物理攻撃をする武器を備えていて、脚はメカニック(強化?効率化?)、手はポケットから出して印を結んでいて、右側の看板には天下(天下統一?)の字が見えて、戦う・戦闘のようなイメージが湧きます。

24時間(営業)というのは誰かが絶えず働いているということですし、「不眠不休」のようなイメージもあります。常に稼働しているというのは、3大欲求の睡眠欲とは真逆にあるもののような気がします。

押はなんでしょうかねぇ、押忍!的なこと?笑

右側には左側には無い天守閣があり、一国一城の主的なイメージも湧きます。

男性性としては、常に戦い続けるというようなイメージを受けます。

 

逆に左右対称なのが刀を掴むメカハンド。

刀は手裏剣なんかと比べたら主要武器のような気がします。

本人がそのように意図したかは別にして、私は何故刀だけが左右対称なんだろう?と考えた時に、主要武器は左右(男女)共に同じように使う(同じ人間である)けれど、その他の装飾や環境が違うというのが男性性と女性性ってことなのかな~と思ったりしました。

(だから男性性の強い女性も、女性性の強い男性ももちろんいるよね、ということにもなる)

(女性性の表現が私の言葉だと結構ボロくそ言ってるように見えるかもしれませんが笑、別にそこに女性を見下すようなイメージは私は感じませんでした。男性性と対になるもの、ただ単に違いがあるという種類の表現というか、どちらが良いとか優れているみたいな話はしていないだろうな、と)

 

でも、これだけネオンギラギラなのに、左右共にシャッターが閉まってるんですね。街は本当はもう眠っているのかもかもしれません。それでも真・江戸はネオンがギラギラに輝いている。

 

制作過程を見てみると、たまごの看板は最初右にありました。

右には最終的に生き残ったサウナ(どちらかというと男性の間でブームになっているイメージ)、そして当初は亜細亜の文字の看板があり、海外を視野にいれている野心的なイメージで、やはり男性的かなと思います。

たまごは明らかにたばこの看板を模しているので、最初はたばこのイメージ(喫煙率は女性より男性の方が高い)としての配置だったのかもしれませんが、文字通りたまごならイメージ的には左側、となったのかとしれません。

 

 

ここでやっと原画を見てみると、男性性・女性性の対比の原案のようなものはほとんど見受けられません。

髪の毛は横兵庫が完成しているし、両目はきちん見えていて同じように閉じているし、両手はしまっているし、足も両方人間の足。背景も左右差はそこまでありません。

 

ここで私は混乱する訳です。

 

普通、作品をつくろうとなったらテーマを決めて、そのテーマを表現する作品をつくるじゃないですか。

この作品のテーマは、雌雄同体的なことなのかなと思ったんです。男性性と女性性を併せ持つということ。もっと言えば、嶺亜くんの好きな江戸×サイバーパンクの世界観だって、過去と未来のかっこ良さを併せ持っている。

襟元の文字は、「斬」「葬」。斬る、そして葬るを1人で完結しているということから見ても、誰にも知られず、それこそ暗々裏に物事を1人で完結させる(ことができる)というテーマなのかなと。厨二病的に言えば、究極体みたいな。

でも、原画からはそのようなテーマを見出すことが全く出来ず「好きな世界観を表現した」という嶺亜くんにとって、私が感じたようなことは味付け程度に過ぎないのか???と思ったりもしました。

 

そして中村嶺亜という人のことを考える訳です。

アイドル中村嶺亜のことはたくさん見てきて、ファンを大切にして、感謝を伝え、努力を重ねて着実に実力を付けて進み続ける素晴らしいアイドルだな、と思う。

でも、嶺亜くんそのものの人間性ってあまりよく分からない。

嶺亜くんってどういう人なんだろう。

 

そもそも、暗々裏というタイトルや笑面夜叉が出てくる語彙力に驚く。

髪型を始め、江戸文化にも造詣が深いんだろうと思う。篆書も知っている。

私の知ってる嶺亜くんは、ことわざと四字熟語の違いも分からない人なのですが……

 

自らを厨二病だと言うし、なんとなくかっこいいなと思ったものを検索しただけと言われればそうなのかもしれない。興味のあることに詳しいのは別におかしなことではないし。

 

制作過程を見ていても、制作に関するブログを見ていても、嶺亜くんの中の色合いだとか良いと思うものの感覚は水物で、制作途中でもどんどん変化していくものらしい。

これを描こうと決めて取り掛かったのは原案部分だけなのだとしたら、あまり絵に強いメッセージ性を含ませようという意図はなく、私が深読みしすぎているの可能性ももちろんある。

 

でも、私はこの「暗々裏」を見た時に、今まで感じたことの無い種類の良さを感じたんですよねぇ。

 

今まで嶺亜くんが描いた絵って、何かしらのテーマを与えられて描くわけじゃないですか。

例えば東京をテーマにした絵を描いてください、とか。

そのテーマに沿って、そこに嶺亜くんのエッセンスや発想を入れて描いたものが多かったと思う。そこで表現されるのはテーマで、本人の思想の表現みたいなのはあまり感じたことが無かった。

 

私が知る範囲で過去作の中で1番メッセージ性が強そうな絵って、よくテレビで紹介されるあの油絵かなと思うんですよね。女性と悪魔が半分のやつ。

あれがどういう経緯で描かれたものなのか私は知らないんですが、あれも何かしらのテーマが決められてたんですかね?

もしかして授業の課題で今回と同じく「絵を描くこと」だけ、あるいは「自己表現」のようにかなりざっくりとしたテーマだけが決まっていて制作されたのでは?と思うと、あの絵には嶺亜くんの内側にあるものが表現されたものの可能性は高いし、あれももろに「笑面夜叉」な絵だなぁと思ったら、今回の絵から感じたものもあながち間違いではないのかもしれない、と思ったりしました。

 

 

絵そのものに関しては、私は本当に絵が苦手なので落書きレベルでも絵を描かないし、技法みたいなものは一切分からないんですが、マットな質感なのにのっぺりとした平面な感じがしなくてすごいなと思いました(急にアホみたいな感想になってしまった笑)

色合いもとても派手なのに嫌なチカチカするような派手さではなく、細部まで色々細かく描かれているのにガチャガチャしてなくて、この全体の統一感?一体感?みたいなものもすごいなと思いました(すごいなと思ってばかりいる)

人物の明暗と、色の使い方なのかな?よく分からないけど、多分狙いすましてやっていてすごいです、センスやばい(アホの感想再び)

 

嶺亜くんの過去作は色々ありますが、私はこの「暗々裏」が特に好きです。とても好きです。素敵だなと思います。

次回のブログではこだわりポイントを発表してくれるそうなので、楽しみです。

 

個展を開くのが夢ですと嶺亜くんはこれまで何度も発言していますが、もし個展が実現したら、私はこの暗々裏の前でたくさんの時間を過ごすだろうなと思います。

その日が早く来ることを願っています。

 

最後に。

TikTokという媒体の力で嶺亜くんの絵の実力が広く知られて、アーティストとしての中村嶺亜が評価されたらそれは凄いことだなと思いますが、あの動画はアーティストでありクリエイターであり、でも何よりアイドル中村嶺亜のPR動画だったような気がして、やっぱりアイドル中村嶺亜は最高だなと思いました。