好きな人やものが多すぎて。

自分の情報収集記録用。7 MEN 侍。SexyZone。

伝統は維持するだけでなく、受け継がねばならない話

3年ぶりのカウコン。

皆様ご存じの通り燃えに燃えましたが、私が感じたことも一応記録しておこうと思います。とはいっても、カウコンの公演内容に関する感想とはちょっと違い、カウコンから気付いたことという意味の感想です。

 

 

強く思ったのは、菊池風磨という人は、多分立場というものをすごく意識しているんだろうなということ。

 

以前Xの方で何気なく投稿しましたが、おじいちゃん亡き今、もうおじいちゃんの子どもは今後スタエンからは排出されません。

おじいちゃんに選ばれ、おじいちゃんから育てられることでおじいちゃんの子どもとして、いわゆる「血」を受け継いだ状態になるとします。

この論で言えば、timeleszの一般組はおじいちゃんの「血」を受け継いでいないということになります。

 

でも、今のジュニアにもすでにおじいちゃんを知らない世代がいるわけです。

おじいちゃんは2019年に亡くなっているので、2019年入所の子たちはもうおじいちゃんを知りません。

関東でいえば、阿達慶・竹村実悟・田中陽成、関西ならAmBitiousの井上一太・永岡蓮王あたりの年代です。

びっくりしませんか?もうこの年代の子たちはおじいちゃんを知らないんですよ。

そういえば大東くんがまだ所属していた頃、SHOCKでおじいちゃんを知らない世代だと紹介されていましたが、彼らは大東くんと同期です。

ジュニアに詳しくない方々には誰?かもしれませんが、この子たちは関東無所属筆頭に立つ子たちで、次にグループを組むのはこの子たちだろうという立場の子たちですし、AmBitiousはLilかんさいが解散した今、関西筆頭グループです。

そう、実は現在HPで確認できる141名いるジュニアのうち、実に91名がおじいちゃんを知らないジュニアです(適当に数えたので若干違うかも笑)。2018年入所組がどれくらいおじいちゃんと関わりがあったのか私は詳しく知りませんが、少なくとも2019年入所組のオーディションは体調の問題で途中から滝沢氏に引き継がれたというような話を聞いたことがあります(うろ覚え)。

半分どころの騒ぎではなくて、あと数人抜けたり、数人入れば実に2/3のジュニアがおじいちゃんを知らない子たちで構成されるのです。浅井乃我や廣末裕理の名前がまだHPに載っていないので、彼らと同期入所の子が他にもいれば、すでにジュニアの3人中2人がおじいちゃんを知らない可能性もあります。

 

おじいちゃんがいないとおじいちゃんの「血」は受け継げません。今すでに活躍しているおじいちゃんの子どもだちは、おじいちゃんの子を増やすことができない。誰も、おじいちゃんの感性を持っていないからです。

もちろんジュニアとして所属して研鑽を積めば、事務所の伝統のエッセンスを感じる機会はいくらかあるとは思います。

ただ、ここで考えたいのは、SHOCKは長い歴史に幕を下ろし、ジャニーズの歴史を受け継ぐ内部舞台も2025年は軒並み無かったということ。新会社になり、おじいちゃんが作ったジャニーズ伝統の舞台は、このまま終わっていくのではないかと思います。

昨年で内部舞台と呼べるのは、B&ZAIが主演したANDOのみだったと思います(違ったらごめんね)。

ANDO自体は初演。ルーツを語るなら2024年に初演となった7 MEN 侍が主演したMASSARAをB&ZAIが受け継いだものなので、ジャニーズの長い歴史を語り継ぐ舞台とは言い難い舞台だと思います。

 

表では一切おじいちゃんの名前を出せなくなり、以前は社内に仏壇?神棚?があったようですが、恐らくそれも撤去されたことだろうと思います。第三者委員会が性加害が本当にあったのかと疑問に思うことも許さないという結論を出したので、社内でおじいちゃんを表立って敬愛できる状況にないだろうと思うからです。

おじいちゃんの影響力は、どうしたって世代が下がれば下がるほど薄れていきます。

 

でも、資本も別にして名前も変えて新会社になったわけだし、おじいちゃんはどれだけ望んだところで生き返らないし、これは仕方のないことのような気がします。

 

でも、菊池風磨は仕方のないことだと諦めなかったんだなぁと思いました。

なんていうか、風磨くんて本当に負けず嫌いというか笑。

 

今回のカウコンがどういうものだったかというと

・3年ぶりのカウコン

・テレビ放映無し、ネトフリでの配信が決まっている(ライト層へのアプローチ)

・新会社になって初めてのカウコン

という、例年とは違う意味が何重にも込められたカウコンでした。

 

ここで、ライト層まで誰もが知るような各グループの大ヒット曲のメドレーをやってももちろん良かった。

明るく楽しい曲ばかりやってももちろん良かった。

 

なのに、一部のジャニオタですら「知らん曲」というくらい、今回同じステージに立っていない大先輩の曲を中心に構成したんですよね。

これは完全に余談ですが、私は今回のカウコンで知らない曲もあったけど、ジュニア担として知らない曲をライブでやるということに慣れきっているので、知らない曲だと楽しめないみたいな感覚はかなり希薄でした。知らない曲だと楽しめない人もそうか、いるか……みたいな感じでした。

 

カウコンのステージにはいないけれど、自分たちより濃く長くおじいちゃんと共にエンタメの世界を突っ走ってきた先輩方の曲を、若い世代で歌い継ぐということ。

それは新会社にはなったけれど、自分たちは伝統の上に立つ者だという誇りにも思えるし、世間への宣言のようなものにも思えるし、加えておじいちゃんを知らない世代へおじいちゃんを知る世代からのメッセージにも思えます。

 

そういえば、去年の年始のShow Bizも少年隊さんの曲が多いライブでした。

あの時会場で見た時は余計な感情が乗っていたのでアレでしたが()、円盤で見たら結構良かったという感想でした。ただ、今考えれば大先輩方の曲をカバーするという点について、デビュー組とジュニアの力の差はすごくあった気がします。(当たり前といえば当たり前ですが)

 

そういえば「ジャニーズらしくない」との批判を目にしましたが、私はどこまでも我々はジャニーズだという主張だと思って見ていたので、ちょっと驚きました。

「ジャニーズらしい」って一体どういう状態のことを指しているんですかね。多分ここの定義がひっちゃかめっちゃかなのでとんでもねぇ齟齬が生まれている気がします。

 

私の中にも「ジャニーズらしい」は数多存在するような気がします。You、出ちゃいなよ!やっちゃいなよ!でいきなり大きなステージに立たされるというのもある意味ではジャニーズらしいと言えるかもしれません。でも、私の中で最も大きなジャニーズらしさは、「ジャズに裏打ちされたショーを感じるところ」のような気がしています。

同業他社のアイドルと比較してみた時、一体何が「ジャニーズ特有なのか」と考えると、私はこれにたどり着きます。

今やアイドル戦国時代。国内外問わず様々なアイドルが存在しますが、ライブというよりショー要素を含んだ公演をやるアイドルって数少ないと思う(違ったらごめんね、スタエン以外詳しくないので……)し、アイドル界におけるショーという分野での第一人者はスタエンの面々なのでは?と思います。

近頃は他社のアイドルと共演して一緒にパフォーマンスを披露する機会も増えましたが、ああいう場でも「ジャニーズ」をどのようなところに感じるかと言えば、やっぱりHIPHOPの中にもスッとした美しい姿勢のジャズっぽさがあるところなんじゃないかな~と思ったりします。そしてそれは、ジャニーズが持つショー文化から形成されたのではないかと。

なので、私の中では最も「ジャニーズらしい」存在は正直私は世代ではないけれど少年隊さんだと思うし、今回のカウコンに参加したグループの中ではえびだと思うわけです。

 

おじいちゃんが亡くなっただけではなく、世間を揺るがす騒動があったので、そのショー文化を披露する場がほぼなくなってしましました。

先ほども言いましたが、SHOCKは終了し、2025年の内部舞台はほとんど上演されず。

加えてスタエンのデビュー組はエージェント契約ができるようになっていますから、会社が一丸となってという機会はますます少なくなっていくだろうと思います。グループ間の交流も会社が違うので手続きが煩雑になり、それがさらに機会を減らす可能性もあります。単純にスケジュールがあわせにくくなるということなので。

だから失ってはいけないもののエッセンスを少しでもカウコンで取り入れたかったんじゃないのかなと思ったし、それは歴史にリスペクトを表現することだったと思います。

だからなんていうか、事務所の歴史とかこれまでの積み重ねみたいなものには全く興味がなく、今この瞬間の自担が今のこの令和の世で一番輝く演出を望んだ人に刺さらなかったのは、あまりに思想が違いすぎるのである程度仕方のないことなのかなと思います。

 

風磨くんは、かなりジャニーズイズムを後世に伝えるという意識を持っている方だと思います。

 

ここ数年、風磨くんは恐らく個人仕事が事務所トップクラスに忙しい人だと思います。

その中で後輩の成人式を復活させたり、後輩にプロデュース曲を提供したり、後輩のライブをプロデュースしたり、そういう仕事は別に必要に迫られた仕事ではないと思いますが、事務所全体を考える視点があるからこそ引き受けた仕事だと思います。

 

こう考えると怖いのが、3年前の成人式のときはTOKIO兄さんやV6兄さんに「成人式復活させてあげたいです」って相談すれば一緒に取り組んでもらえたわけですが、そういう先輩方がどんどん減っているんですよね。あと5年もすればジャニーさんを知らないジュニアたちも続々とデビューするであろうことを考えると、これからはカウコン出演組の世代からTOKIO兄さんやV6兄さんの役割を担う人が出てこないといけないくらいになってるんだろうなと思います。

 

NEWSとJUMPが明確に先輩扱いされたのって、こういう背景があるのかなと思ったりしました。あの頃の先輩方の役回りを、ジャニフェスの時のキンキ兄さんのような役回りを、NEWSとJUMPが担ったんだと思います。まぁこのへんは風磨くんに聞いてみないとわかりませんが(そりゃあそう)。

 

とにかく、事務所全体を見渡す視点が重要視されたカウコンだったと思うし、何よりも怖い(?)のが、これがネトフリで配信されたということなんですよ。

ファンの方々はもちろん、今までジャニーズやスタエンに触れたことのない人、海外の人までもが簡単にアクセスできるプラットフォームで、まず第一に伝統を示したの、あまりにも腹が決まりすぎている。

私だったらビビッて安易に全グループ最大ヒット曲メドレーか、デビュー曲メドレーにしちゃいそう。

 

STARTO はジャニーズではありません。おじいちゃんももういないし、ジャニーズにはなれない。

エージェント契約も選べて、事務所の言うことを聞かないと活動させてもらえないとか、事務所の方針に従う以外の選択肢が無いみたいな環境は発生しにくくなりました。

自分たちがしたいことを自由にする土壌が整ってきたのです。

それは、ある意味ではジャニーズイズムの崩壊とイコールでもあります。

タイプロがもしなかったとしても、伝統はすでに崩壊の一途をたどっています。引き継ぐ人が致命的に少ないんですよ。伝統を本当に尊重するべきなら、伝統のために動く人がもうちょっとたくさんいないと、もうどうにもならないところまできている感じがします。新会社になるってこういうことだったんだと、今更ながら思います。

演出を担当するにはある程度の説得力がいると思います。演出決定までにどんな紆余曲折があったのか無かったのか知りませんが、結局風磨くんに頼むことに決まったことからも、もうちょっと動く人が多彩であってもいいんじゃないかと思ったりします。

 

そう、もうおじいちゃんの子どもが増えない状況で、自グループで伝統を変わらず表現することだけいくら頑張っていても、それでは先細っていくことだけ決定していると言っても過言ではありません。おじいちゃん以上、あるいは同等の才能を持つ人がタレントにでもスタッフさんにでも居るなら話は別ですが、今のところその気配を感じません。

だからタイプロは、グループとして正解だっただけではなく、事務所としても正解というか、意味のある事だったように思います。

一般出身のメンバーが、アイドルとしてやっていけるのか。これを示さなければいけないのがタイプロだったわけですが、この一年の活動を見ていれば、答えは明白だったと思います。

冠番組がいくつも始まり、今年の顔に選出されたりもしましたし、さらに個人で冠を持てた一般組メンバーもいるし、一般組だけでCMをもらったりもしました。もうしばらくは戻ってこられないだろうと一旦覚悟すらしたドーム公演にも、タイプロのおかげで1年経たずに手が届きました。

ここでいう答えは「求められる」ということです。本業である歌唱力やダンスが事務所内トップレベルに到達したわけでは当然ないけれど、ファンからだけでなく、企業からきちんと求められる存在になったという点で成功と言って間違いないと思います。

元々はどうやってオーディションの様子を配信するかすら決まってない状態での見切り発車から、良くここまで持ってきたよ……。

本人たちも言っていましたが、このタイプロバブルがどれだけ続くかはわかりません。でも、1年目をこれだけの結果をもって終えられたのは、考えうる中でほぼ最高の出来と言っていい結果と言っていいほどの躍進でした。

 

タイプロで散々ジュニア担からの反感を買ったようですが、見方によってはおじいちゃんの血を受け継ぐ事務所で、おじいちゃんの血を受け継がないメンバーが、血を受け継いだ人から学んで活動していく素地を作ったともとれる。

 

ジュニア制度を通ることそのものがおじいちゃんの血だと考えることもできるかもしれませんが、ジュニア的な制度は別にジャニーズ特有のものではないです。おじいちゃんのエッセンスの濃い舞台は終わりを迎えて、これからはおじいちゃんの存在を感じさせない公演しか公にリリースできないのだとしたら、これからの子は特にジュニアを経験したということでおじいちゃんの血を受け継いだこととするのは若干の無理がある気がします。

 

まだわかりませんが、アンバースが新事務所の看板の内部舞台になっていくんですかね。アンバースのメインキャストは大橋和也、寺西拓人。アンバースに選出されたジュニアは、猪狩蒼弥、嶋﨑斗亜、川崎皇輝、松尾龍とかなり意図が分かるというか、バランスの取れた招集のような気がしているので、東京ドリームパークと共にここが伝統を伝える場になっていくのでは、と思います。

やっぱり内部舞台の存在は大事だと思います。デビュー組担にはそこまで魅力がないかもしれませんが、ジュニアにとっては伝統を受け継ぎ学ぶ場として最適の環境だと思います。

 

個人的には、えび座……。えび担さんがどう感じているかは色々あるかとは思いますが、ジュニア担の目線から見るとえび座ほど伝統を受け継ぐのにこんなに素晴らしい環境はないと思えるような現場なんですよね……。

ていうか、2025年のえび座ってなかったよね?シンプルに、なんでなんですか?????許すまじ、損失がでかすぎる。

 

内部舞台がごっそり無くなった代わりに、ジュニアをバックにつける文化は以前より廃れてきましたが、また少しずつ増えてきたような印象もあります。さらに無所ジュニアの公演も増えたよね?無所、めっちゃ忙しい。

 

伝統はもう維持できないところまできているので、どう受け継ぐかのフェーズに入っていると思います。

そして、伝統はただただ受け継がれればいいだけでないんですよね。もう同じ形では受け継げないからある程度形を変えながら、何よりも多くの人から支持を受けないといけない。

そう考えると、繰り返しにはなりますがタイプロで今までアイドルに興味のなかった層を取り込めたのは、やっぱり会社としても大きなことだと思うし、事務所の復権に一役買ったと思います。年始だっけ?凄かったですよね。STARTOタレントの番組が立て続けに放送されてて。

タイプロの前はスノが爆売れして、担降りじゃない形で外から新規を大量に連れてきたことは大きかったし、日本で最もCDを売るグループとして君臨し続けているのはかなり会社として大きな意義があると思います。

デビュー組はもちろんグループごとにフェーズも違えば年齢も違いますが、それぞれに発展なり躍進なりを見せ続ける必要があって、そこに後輩への伝統を受け継ぐための作業をねじ込むことって大変だと思うんです。でも、やっぱりなんとかその動きをしてくれる先輩方が目に見えて増えない限り、伝統は失われていく一方なんだろうなと思います。

それに抗うのが菊池風磨という存在なんだなと、今回のカウコンで思いました。

 

ただまぁ、風磨くんは立場的にジュニアへの伝統の引継ぎを「牽引する」には難しい立場だと思います。

ジュニアより後輩の一般組がメンバーにいるので、timeleszのバックにジュニアをつけるのも色々難しいことがあるだろうし、風磨くん自身どちゃくそ忙しい。さらに去年グループが再デビューしたようなものなので、自グループにまだ安定感がなく、やりたいこともやるべきこともやらなきゃいけないこともたくさんある。

そこでケンティーの存在は光明と言っていいかもしれない。確かなキャリアで独自のアイドル道を軽やかに突っ走るおけんとが、後輩たちに愛をかけてくれることがジュニアにとってどれだけ心強いか。

ソロという立場も、なんていうか凄くWin-Winな感じがします。グループの世界観を壊したくないからバックを付けないという選択肢がある中で、ソロアイドルは特にバックを付けることでソロアイドル側にもメリットがある気がして。

ふまけん、2人とも頑張って欲しいです。え、あなたたち一生シンメってこと!?(目覚めるSZ担の自我)

 

まぁ、ごちゃごちゃ言いましたが私は大光担、つまり自軍はキテレツで、キテレツは全員おじいちゃんのことも知ってるし伝統と革新を掲げるグループなので、私は自担だけ見ていれば多分何の問題もないんですけどね。(全部台無し)

オタクたちが何を求めるかの中に「伝統感」がどれだけあるか分かりませんが、タレント本人たちが失いたくないものとして掲げるのであれば、これから「伝統」がどう動いてどう形作られていくのかという視点でも楽しんで見ていきたいと思います。