好きな人やものが多すぎて。

自分の情報収集記録用。7 MEN 侍。SexyZone。

中島健人、脱退。

誰のためでもなく、私の思考整理と感情の記録の為に書きます。

推し活と呼ばれるものは、例え同じ人や作品を愛でる人達同士であっても、その人が今現在抱えている問題やそれまでの人生経験等で大きく楽しみ方・受け取り方が変わるものだと思っているので、私がこう思うからみんなもこう考えなよ!という類いのものではなく、こういう考え方する人もいるんだな、程度に受け取っていただけたら幸いです。

(風磨くんが「脱退」と表現していたので、脱退の言葉を使います。私個人としても、卒業より脱退がしっくりくるので)

 

 

私はケンティーの脱退を明確に予想していたわけではなかったと思う。でも、脱退の発表があってからなるほど、だからかと腑に落ちることがいくつも頭に浮かんで、ものすごく納得した。

ケンティー脱退はグループとケンティーにとって最善の結論だろうとも思ったので、かなりすんなり受け入れられた、多分めずらしいセクラバ。(アンリーでもオンリーでもなく、風磨担ですが箱推しでもあります。むしろ箱推しできないと推せない)

唯一もったいないなと思うことは、ケンティーの抜けたセクゾでドーム公演はしばらくないだろうな、という点。風磨くんの演出の手腕はドームでも遺憾なく発揮されていて、素晴らしかったので……。2022も2023のドーム公演も、本当にいいライブでした。

 

私としてはケンティーの脱退はいい選択になるだろうというのが一番最初に来た感想。

ケンティーは、コンコルディアの公開を控えている。

コンコルディア撮影中、まだケンティーのインスタは開設されておらず、あちらでは名刺代わりになるインスタアカウントが無かったことは彼にとって大きな痛手になった。そこから念願のインスタアカウントを手に入れた。

彼は日本と海外との架け橋になりたいと、これまで何度も発言していた。お芝居に力を入れたいということも。

そのために、留学等でお仕事を休むこともなく、忙しい仕事の合間に日本にいながら英語力を身につけて掴んだチャンスがコンコルディア

海外ドラマのオファーなんて、人生でそう簡単に何回も掴めるチャンスじゃない。もしもケンティーが「経験として海外のドラマにも出てみよう、せっかくオファー貰ったし!」くらいのテンションだったら、脱退を選ぶことはなかったと思う。

でも、ケンティーはその先を見据えている。その先に行きたいと願っている。コンコルディアを見た誰かの目に留まって新しいオファーをもらえた時「その時期は日本でコンサートをやっているので無理です」と断ることになるかもしれないという可能性を残している限り、ケンティーにグループ活動は難しいだろうと思う。

国内の仕事だったら大変ではあるけどある程度詰め込むこともできる。でも海外に行くとなると、国内の仕事はいったんすべて断って体を空けておかなければならない。

コンサート会場はずいぶん前から押さえないといけない以上、ケンティーのいつ来るのか、そもそも来るのかどうか、仕事の時期や期間等なにもかもが不明なオファーの様子を見ながら動くとなると、動けなくなると思う。

グループ活動とケンティーが望む海外の仕事を両立するには、このツアーやシングルに中島健人は別仕事のため出演しませんというパターンが許されるかどうかというところかなと思う。

でも、そんなのファンが納得してくれるだろうか。「脱退するくらいだったら」と天秤にかけるなら許せる人もいるだろうけど、分かりましたそうなんですね、と素直に受け入れられるオタクがどれだけいるだろうか。

そしてそのツアーは「ケンティー不在の欠けているツアー」として回ることになる。そうなったら単純に動員も箱に見合わなくなることもあるだろうし、そのライブがグループの発展に繋がっていくかと考えたら、うーーん……と思ってしまう。

解禁前の仕事に公式に触れることもそもそも難しいだろうとも思う。もし仮に、ケンティーが別仕事で今回のツアーは参加しないらしいということが分かった時、オタクやメディアはみんなで詮索しないという体制をとれるだろうか。それもかなり難しいことのような気がする。

 

ケンティーがSZで担っていたものは相当大きく、ケンティーのいないSZはもうSexy Zoneとは呼べない感覚というのは、正直なところ、本当にそうだと思う。Sexy Zoneは5人の力で成り立つグループだけど、中島健人はやっぱりSexy Zoneの顔だと思うので。

だから改名をする、改名を機に脱退するというのは最適解でしかないと思った。

 

V6兄さんのように、この6人でなければV6ではないと解散を選ぶ道も美しいと思う。

でも、成熟した先輩方に比べたら、まだ20代のメンバー、特に聡ちゃんや勝利くんにとってグループを失うということが良い選択だとは全く思えない。グループは残すべきだ、絶対に。でも、そこに必ずケンティーがいられるかどうかは不明。その不明瞭な状態がグループのためにならないと判断したのだと私は理解しました。

 

SZとして成し遂げていないことはまだ山ほどある。例えばメンバーが、泣きに泣いてまだ叶えていない夢を一緒に叶えようとケンティーの脱退を引き留めたとする。それはつまり「自分たち全体の夢の為に、ケンティー個人の夢は捨てて諦めてくれ、もしくは両立出来る範囲だけに留めて我慢して納得してくれ」と懇願することに等しい。

そしてその願いをケンティーがもしも受け入れてくれたとする。でも、そんな中島健人を1番見たくないのは風磨くんだろうなと思う。だから、脱退は必然だと思う。

 

勝利くんがまだ幼い、なかなかうまいこと発言できないセンターだったら。聡ちゃんが不安定なところがあって、心配でたまらない子だったら。風磨くんがこんなにお茶の間で人気を博すことなく、まだふてくされていたら。ケンティーはそっと自分の夢を諦めたかもしれない。夢を抱くことすらなかったかもしれない。

ケンティーが抜けてしまう穴はどう考えたって大きいけれど、それでもケンティーがいなくなったら全員崩れて倒れてしまうメンバーではもうないと思う。ケンティーだけが「外で稼いでくるお父さん」ではない。みんな成長して、自分の力で稼いでくることが出来る立派な大人になった。

だからケンティーが全力で夢を追いかけられるんだと思う。かつてはケンティーがグループの為に戦ってくれていた。でも、いつからかグループのためにメンバーが存在しているのではなく、メンバーを尊重するメンバーのためのグループになっていったからこそケンティーが選びたい道を選べるようになったんだと思う。ケンティーが全力で夢を追いかけられるメンバーで良かったと、心の底から思う。

 

風磨くんのソロからケンティーのソロへ引き継ぐ時の乾杯も、風磨くんに背中を、もうむしろ全体重を預けるような背中合わせRUNも、いつも前向きな言葉を発するケンティーが寂しいと素直に言ったことも、「これが本当に最後だぞ!」と煽る風磨くんも、「ケンティーの言葉聴いてたら泣いちゃう」と言う聡ちゃんも、人前で滅多に泣かない風磨くんの涙(マリ卒業以来)も、全部全部あぁそういうことだったのね、と思ったらとても素直に受け入れることが出来た。

 

ふまけんが離れ離れということに大きなショックや驚きを感じた人も多かったと思う。

確かにふまけんは仲良しではないし、脱退して仕事で会うことが無くなれば、新しいふまけんエピソードは生まれにくくなるだろう。

だけど、私にはふまけんという概念そのものが失われるとは思えない。ケンティーは風磨くんを見て、風磨くんはケンティーを見て、お互いの成功を祝いながら負けてられねぇなと思ってさらに奮起するだろう。むしろライバル関係のような形が元来のふまけんの形なのかもしれないと思ったりもする。おじいちゃんに一生一緒にいると言われたふまけんの「一緒」は、物理的距離の近さという意味よりも、お互いの意識にお互いが常に入り込んでいるという意味で、「一生一緒」なのかもしれない。

 

こうなって欲しい、という自分の理想を重ねてアイドルを応援することは、別になんら悪いことではないと思う。それが本人たちが口にしていたならば尚更。

その期待が期待の通りに行かなかった時に、大きなショックを受けることも、どうすれば回避できたのかと考えたりしたくなることも当然あると思うので、そういう思考の人がいることを否定するつもりはない。多分、そんな反応が来るであろうことは、メンバーはよくわかっていると思う。

だから前を向けない人が悪いとは思わない。落ち込む時間も必要だと思う。SZにかけてきた思いも時間もお金も人によって全然違うし、なにより生きてきた人生が全然違うんだから、思うことがみんな同じになるわけがない。(どちらかと言うと、私が強く「自分の好きな人生を生きて欲しい」と思うタイプだっただけの話)

 

でも、私にはケンティーが誰かのせいで辞めようと思う人には思えない。それはできないよ、と言われたら、できる範囲のことからとにかくやって、継続して、自分の力を示して、交渉して、周りを納得させて自分の夢を叶えてきた人だと思う。

あの人がこうだから、会社の対応がこうだから、じゃあ俺は辞めますねとはならないだろうなと、私が見てきたケンティーはそういう人に見える。

 

何より、風磨くんがグループを諦めていないし、迷いも戸惑いもないと言い切ってくれた。それを信じることができるだけのことを、風磨くんはここ数年やり遂げてきている。マリウス卒業時の言葉(だって俺たちが倒れたら、誰もついてこられなくなっちゃう)があるので心配が全く無い訳では無いけど、そう言い切ってくれる風磨くんのことを大丈夫?できる?無理してない?と心配するのではなく、真っ向から信じてあげたいという気持ちも強い。

私はかなり自分の感情に忠実で正直な人なので、3人を今までと変わらず応援できるかは正直分からない。不安要素はかなりある。

口から音源のおけんとなので、これまでの曲のケンティーパートを歌うにあたってもっともっと音楽的に突き詰めていかなければいけないところはあるだろうし、サービス精神と魅せる力がカンストした人を失うので、ケンティーマンパワーに頼っていた部分をなにかしらの方法で埋めなければいけない。

やらなきゃいけないことはたくさんあるし、現時点で足りなくなるものだってあると思う。

3人で出す曲を今までと同じように好きだと思えるか、また素晴らしいライブを見せてくれるのかというところは、聴いて見てみないとまだ分からない、というのが正直なところ。

やっぱりケンティーがいないと全然だめだな、魅力を感じなくなったなと思う可能性もある。

 

でも、見る前聴く前からケンティーがいないならもう成立するわけがないとは全く思わないし、むしろ期待している。きっとやってくれるだろうと期待を、かなり持てている。だから、ケンティーがいなくなってしまうのは寂しいし痛手で済まないくらいの大痛手だけど、ケンティーの喪失という大きな負荷がかかって、これからどれだけ個々がさらに飛躍していくんだろうというわくわくもある。

ケンティーにも、当たり前のように期待している。彼はずっと有言実行だ。きっとこれからも有言実行だろうと思う。情熱と信念で、自分の望む未来をきっと手繰り寄せるだろう。その姿こそ、中島健人というアイドルの真髄だと思う。だから、ケンティーにはこれからも全力で自分の夢に向かって突っ走っていって欲しい。

 

とにかく思っていたことをただただ羅列した文章になってしまったけど、改めて思うのは、私はSexy Zone全員、5人のことを心の底から信頼しているんだなと気付けたことが良かった。彼らの選択は、いつだって正解だと思う。いつも正解を選びとってくれているように、私には見える。

それはこれまでSexy Zoneがとにかく誠実に仕事とファンと向き合ってきてくれた結果。着実に歩みを進めて期待を抱かせ続けてきてくれた結果。

5人がこれからどうなっていくか、まだ誰にも分らない。でも、挑戦を続ける推したちの姿を見て居られるのは幸せなことだなと思う。私は挑戦を続ける彼らに魅力を感じている側面がかなりあると思うので。

酷く月並みな言葉しか出てこないけど、全員頑張れ!応援してるし、期待しています。