7/4、学校の七不思議観劇してきました。
コンカツ来てたんだね?
後ろの方の席に克樹くんかも?って人(キリッとした男性)は見たけど、私が見た時はこんぴーはいた感じしなかったな。一緒に来たんじゃなければ、まだ到着してなかったか席外してるタイミングだったのかも。
大光くんが客席見渡すシーンで笑っちゃってたの、メンバーと目があったからなのかな笑。それ見て誰かいるのかも、とは思った。
ていうか私は精神統一(?)に必死だったので、まじで周りを気にする余裕が皆無でした。笑
でも、お天気に恵まれたのは本当に良かったー。見事なまでの曇天!!笑
朝は雨降ってたけど家出るころには上がって、気温もそこまで上がらずだったので本当に助かった。
結論から言うと、とっても良かったです。
まず、謝罪を。
シブゲキに決まった時、キャパおかしいだろ!!ってガチギレしちゃってごめんなさい笑。
本当にアドリブの多い舞台だった。
だからこそ役者さん同士の距離感が大事で、所狭しとドタバタを繰り広げるのにもあの大きさだったんだろうし、距離が近いからこそ生まれる余白部分も恐らく多くて、あの大きさだからこそだろうなって感じる部分の多い内容だった。客席とも近い分、よりダイレクトにお客さんの反応を感じただろうし。
ジャニーズにいると帝劇みたいなドデカ舞台に立たせてもらえる機会をいただける人はたくさんいるだろうけど、逆にシブゲキくらいの小さな舞台に立つ機会は全く無いって人もめずらしくないだろうから、その両方の機会をいただけて良かったね、の気持ちになりました。
まぁ、こんなのたまたま当たったから言えることで、そうじゃなかったらたらたら文句言ってたと思うけど……。
信頼関係あってこそのアドリブの連発なので、これは普通の舞台1つ終えるのと感覚が全然違うだろうなと思う。
最後の挨拶で川越諒さんが「あまり長く話すとやばいんで……」と涙をこらえるようにしてらっしゃって、これだけ全力でのぶつかり合いとかけあいを繰り広げて、みんなの力でつくり上げた舞台だからこそ、みんなの想いも強いっていうのがビシバシ伝わってくる舞台でした。
私がいくら何を言ったところで、どうせオタクだから盲目なんでしょと思われちゃうと思うと歯がゆいなぁ。本当にすごかったんだよ大光くん。
最初にめちゃくちゃ感動してしまったのは、序盤の川越諒さんとの掛け合い部分。
この日は川越さんにエルサを振られて「ありのままで」を歌いながらエルサっぽくセクシーに髪をかき分け、エルサさながらにベストを脱ぎ捨て、ネクタイを外す大光くんが見られました。(川越さんは大光くんが脱ぎ捨てたベストを受け取り、脱ぐ時にひっくり返ってしまったベストを表に直してくれる優しいヤンキーでした笑)
そして大光くんは樋口拓海さんに「テンションの高い時のジャニーさん」を無茶ぶりしてた。樋口さんは「知らねえ…」とつぶやきながらも「♪Youはデビュー!Youもデビュー!!」とフルテンションでやりきって会場から手拍子をもらってました。
この序盤の掛け合い、凄かった。
スピード感というかテンポ感というか、本当にポンポン次から次へと言葉が出てきてて。
このアドリブ、どれくらいの打ち合わせの元にやってるのか分からないけど、次から次へと淀みなくセリフが出てきて、大光くんと川越諒さんの俳優としての反射神経の良さをめちゃめちゃ感じた。あのしょっぱなのスピード感でグッと掴まれて意識が舞台に集中した。
ここが凄すぎてまず感動。
あとね、全体を通して発声と発音もすごく良かった。
発声に関して言うと、大光くんの舞台用の発声ってあるじゃないですか。歌にちょっと近い感じの、透明感のある感じ。要は歌と同じく腹式呼吸をしての発声なんだと思うけど、大光くんって特にその舞台用の発声が普段の地声との差が大きい人だなって印象だったんですね。
その発声そのものがより自然になっていたというか。ここは聞いてて「おぉ」と思いました。
あの綺麗な声で話せば中村光の優等生っぽさが出るし、後半ドタバタ感が増すと、特にちょっと違った声色になる。発声そのものが自然になったから、より自然にセリフが入ってきたというか。
奇声発して大絶叫するみたいなシーンがあったり舞台をダッシュしたりするシーンも多いので、勢いが必要な場面が多かったからとか、それこそハコの大きさも関係してるのかも。
とにかく発声に関しては、以前と比べてとても変化を感じました。
特に発音が良かった。ほんっっっとうにめちゃめちゃ聞き取りやすかった。
後半のホラー&エモーショナルパートに入っていくにつれて、大光くん含め各役者さんの感情がどんどん剥き出しになっていくんですね。
そんな大きく感情が動くシーンでも、本当にずっとずーーっと活舌良くてセリフが聞き取りやすかった。
これを書いていて、そういえば「手紙」の時に、ジャニオタでない舞台ファンの方が大光くんのセリフの聞き取りやすさを褒めているツイートを見かけたことを思い出しました。
感情に支配され過ぎず、かといって感情の表出にもの足りない感じももちろんせず、凄かった。
つまりは大光くんの俳優としての基礎体力の向上みたいなものをすごく感じる舞台で、前半のコメディーパートから圧倒されてました。
ちなみにYouTubeでおなじみ「300人くらいいる~~~!」のシーンは客席を眺めて笑い出し、「もうここのネタない…」とつぶやいた後、「女の子の霊がたくさん…双眼鏡持ってこっち見てる…この近さなのに双眼鏡って…毛穴くらいしか見るものない…」と言い天野旭陽さん(だったかな?)に「毛穴まで見たいんだよ…」と言われてました。笑
あとは、大光くんは表現力がすごい。体の使い方が上手いって言い方が近いかな。
ダンスが上手いってことは、自分の体を自分のイメージ通りに動かす訓練を普段からしてるってことだから、動きで表現できることが多いんだなと思うシーンがちらほらありました。
コメディー的に見せる動き1つとっても、大光くんの身体能力の高さが生かされてた。
コメディでアドリブって本当に凄いと思う。
私は元お笑いオタクで、これはお笑いオタクあるあるだと思うんですが、俳優さんがコントをやったり、役柄で漫才をやったりすると、絶妙に間がかみ合ってなかったり、抑揚に違和感があることが多いんですよ。
お笑いにはぴったりの「正解の間」っていうのが多分存在していて、芸人さんたちは経験を積むことで瞬時にそれを探して、そこに飛び込む練習を重ねてる人たちだと思う。
漫才はどんなセリフにするか考え抜いて、何度も何度も練習して、舞台にかけてみて、細かな修正を重ねてってできるんだけど、コメディのアドリブってなると瞬発力だから。
何を言うか、どの間で言うか、どんないい方をするか、体の動きはどうするかみたいなことを緻密に計算する暇もなく出さなきゃいけない。
それに一丸となって立ち向かってあのクオリティをつくりあげる役者さんたちも、それを若手の役者さんたちに託した湯口さんもすごいなと思ったし、何よりあの人柄と実力で穏やかに全部を受け止めてくれていた川田さんすごいなって思いました。
人を笑わせるということのとんでもない難しさを、人を笑わせるということに人生かけてる人たちを応援することで実感してきたからこそ、この舞台は凄い舞台だったと思う。
私は華丸大吉さんが2014年のTHE MANZAIで「ニン」という言葉を世間一般に広めた人だと思ってるんですが、大吉さんが目指した漫才が「ニン=人柄」。長年漫才をやってきてどうやら「華丸さんが言うから面白い」ということが大事だと気付いて、それを大切に漫才をつくってきたと。
そういう意味でいうと、学校の七不思議は「主演佐々木大光だからできた舞台」だった、大光くんのニンが生きた舞台だったって言えると思う。
大光チャレンジならぬ光チャレンジがあったりとか、大光くんのファンが楽しめる仕掛けがたくさんあってそれが嬉しいし楽しかったのも事実なんだけど、そういう意味だけじゃなくて。
佐々木大光っていう人柄、キャラクターがあってこその舞台だった。
湯口さんが大光くん主演でって考えてたどり着いたのがこの舞台だと改めて思ったら泣いちゃう。
上手く言えないんだけど、大光くんはこの舞台を通して大きな財産をもらったような気がする。
私が観劇したのは終盤も終盤だったので、笑わせるパターン、自分のキャラクターを生かした笑いみたいなものを、ある程度掴んでるように見えたので。
これは舞台上以外でもきっと生きるだろうなと思う。
終盤、大光くんがずっと客席に背を向けてる場面があるんですけど。
その立ち姿見て、グッときた。飾らない、あまりに人間味あふれる立ち姿だった。
中村光はまだ高校生で、きっとまだ人格形成の最中にいる人物。
その中で絞り出して安部くんにぶつける思いが安部くんを救うし、中村光自身も成長させていく。
こういう経験を重ねて、人は「自分」をつくっていくんだなと思いました。
……とかなんとか言ってますが、結局は楽しかったってところに帰結します。
「楽しかった」っていう感情を言葉で説明するのが難しいので細かい話ばっかりしてるけど、感想は楽しかった一択。
こんなに他公演も見たいと思う舞台は初めてだった。
カテコを見て、凄く整理してる感じというか、冷静に自分の中できちんと咀嚼してやってるのかなって感じたな。想いは強くても、頭は冷静でいる感じ。昨日のブログも相まって。
人から傷つけられた痛み、抱える後悔を救うのはそれもまた結局人だな、と。
人に絶望しても、生きてたら、これからもっと素晴らしい人に出会えるかもしれない。
とにかく、「主演佐々木大光」は素晴らしかったです。
主演として堂々と引っ張っていたし、素晴らしい舞台でした。
自分が主演という立場になるのが不安みたいなことを事前のインタビューで話したりもしていましたが、きちんとスキルが伴っていて不安定な感じを受けることもなく、みんなを巻き込んで盛り立てていて、素敵な座長でした。
あれだけ熱い想いを持つ役者さん同士のぶつかり合いを目の当たりにできて、観劇の90分がとてもいい時間になりました。
個人的には工夫のしかたはいくらでもあるんだなと感じた面白い舞台でもあったので、自分の生活にこのあたりを落とし込んでいけたらなと思います。
机と椅子が置いてある1階のセットと、その上に両側に階段のついている2階の舞台があって(ライト近くて熱そう…って思ってた笑)、プロジェクションマッピングで場面転換をしてて、こんなにミニマムなセットでオープニングの役名紹介から校内の様々な教室、屋上まで表現して、走り回る躍動感まで出せて、シンプルにすごいなと。
私舞台を見た経験がそこまで多くないから、毎回舞台装置に感心しちゃう。
帝劇みたいに盛大にお金かけていろんな装置やセットを駆使してやるのもすごいなと思うし、こうして工夫を凝らしてやってるのを見るのも楽しい。
舞台を経験するといい方向に変わるのが目に見えて分かるようになるのが7 MEN 侍あるあるな気がしているので、大光くんのこれからがますます楽しみになりました。
もっともっと大きくなっていく大光くんと7 MEN 侍を楽しみに生きる!!!!!