好きな人やものが多すぎて。

自分の情報収集記録用。7 MEN 侍。SexyZone。

日経エンタテインメント3 中島健人単独インタビュー

タレントパワーランキングのジャニーズ急上昇ランキングにおいて、4位佐藤勝利、8位松島聡に続いて9位にランクインした中島健人。(このランキングで、メンバー全員とグループ名が入ったのはSexy Zoneのみの快挙です!)

メンバー内での伸び率は3番目だけれど、21年度のスコアはメンバー内でトップ。

このタレントパワーランキングは認知度&関心度を数値化したものなので、つまりSexy Zone内で一番関心がもたれていて、かつ認知度が高いのが中島健人ということです。

 

今回のケンティーのインタビューは、自分のことを語っているというより、メンバーやグループやSexy Zoneチームのことを語ってるのが大部分を占めています。

このことからもすでにケンティーがグループのため、チームのためというのが念頭にあって、メンバーのことをよく見ていて客観的に分析もしているというのが感じ取れますね。

 

私個人としては、はぁ、なるほどとか、え!そうなんだと思うことの多かったインタビューでした。

 

まず驚いたのは、ケンティーもデビュー当時の手振り中心で可愛い曲を歌うSexy Zoneをなかなか受けいれられずにいたということ。

間違いなくケンティーが先頭を走ってきたグループだったし、プロフェッショナルアイドルなので「王道」と言われ続けていたSexy Zoneの活動について、未熟だったとか子どもだったと言うことはあっても、中島健人個人の気持ちとして方向性に対して否定的な発言をしているのを今まで私はあんまり目にしたことがなかったから、ちょっと驚いた。

まぁこれは私の情報収集の少なさや偏りのせいもあるんだろうけど、当時のことをよく口にするのは風磨くんや勝利くんのイメージが強かったし。

 

逆に、いろんなインタビューを読んだりしてて、1番RUNに強い思い入れをもって語っているのはケンティーだなともよく思う。

今回のインタビューでもRUNを転換期として語り、テレビ初披露の2月と緊急事態宣言中のメンバーとの濃密なディスカッションを経て5人で披露したRUNはクオリティーが段違いだった、こんな経験は初めてと話しています。

 

あと、個人的にすごく腑に落ちたのが、ケンティーが語るアイドルについてのスタンス。

 

私はライネクを聞いて曲がいいと思ってSexy Zoneに興味を持ったし、それ以前も楽曲が大前提、それに伴う衣装や舞台装置やダンスなどの「見せ方」はあくまでサブっていう考え方。もっと言えば、アーティストのビジュアルや人間性は作品のもつ力の前では無力だと思ったりもしてる。(Sexy Zone人間性が素晴らしくて、各々素晴らしいビジュアルもっているのは事実だけど、逆にいい人だからとかかっこいいからで曲を聴くかって言われたら、私はNOなので)

それは私の中には今も確実に残っていると思う。見せ方や方向性が各々あるのはもちろんいいけど、最終的に売っているのは楽曲だから、楽曲の力が強いアーティストが好き。

 

なので、初めてSexy ZoneのCDを買おうと思って調べたとき、同じシングルのバージョン違いで収録曲が違うことに衝撃をうけたし、某アイドルの握手券ありきの売り方っていうのは、正直好きではない。

まぁ好きになったアーティストがアイドルだったからには避けては通れない道でもあるので、甘んじて受け入れてるんですが。

 

ポプステ感想でも触れたように、ライブで歌ってる最中にお客さんがキャーと叫ぶ文化も、アーティストのライブではまずほとんどないことなので、強烈な違和感があるのも本当。各々で文化が違うよってだけ、そして私の育ちがアイドル側ではなかったってだけの話なので、良いとか悪いとかでは決してないんですが。

 

…とまぁ、アーティストとしてSexy Zoneを好きになった私としては、アイドル文化っていうのに若干の抵抗があったのは紛れもない事実なんですね。

それはどれだけ彼ら自身を好きになろうとも、彼らの楽曲が好きっていう気持ちが揺らいでほかの要素が超えてこない限り、完全に消え去りはしないと思うんです私の中では。

 

でも、今回ケンティーが、僕たちはアーティストでなくあくまでアイドルだということを忘れちゃいけないと強く語っていて。

 

「アイドルたるもの動くべき」っていう信念があると。

それは、アイドルの音楽は「見る」から入るもので、その後耳でじっくり聴いて幸せになるという流れがある、と言っていたのを読んで、目からうろこでした。

はぁ、なるほどそういうことなんだと。

 

アーティストのライブを見に行くときに、習慣というかこれも文化なのかな、「予習する」っていう感覚があると思う。

曲を事前に聞いて、知っている曲をライブに聞きに行く、と。

周年ライブとかで、アルバム引っ提げてのツアーより披露楽曲の年代が特にバラバラの場合、セトリのネタバレを見てしっかり予習してから参戦する人もいるほどなんですよね。たぶん有名どころになればなるほど、全年代網羅してないけど好きって人が多いからその傾向が顕著になるのかな。

 

でも、「見る」から入るなら、予習の概念がアイドルにも存在するとはいえ、そこはアイドルの場合は別に完璧じゃなくていいものなんだなと思った。

その証拠に、まだCD数枚しか持ってない私もポプステが楽しめたし。

ライブで聞いていいなと思ったからCDを買うっていう流れは自然な流れなんだろなとも思って。

だからライブで披露している楽曲に全集中できる環境をみんなでつくりあげることよりも、目の前のアイドルの一挙手一投足を楽しんで盛り上げる、盛り上がることは、やっぱり楽曲を聞かせることにプラスαを乗っけてくる、アイドルならではの素敵な文化だなって。

コンサートはいわゆるファンミの要素も含んだお祭りみたいなもんなんだなって、スッと自分の中で腑に落ちたんだよねぇ。

文化が違うから、そういうもんだからと漠然と丸呑みしてた私が、やっときちんと咀嚼して、みんな違ってみんないいの精神で素晴らしいものとしてちゃんと腑に落ちて理解できたなって瞬間でした。

ケンティーありがとう。このインタビューを読んで、明確に私の知見が広がりました。

 

ただ、私はもともとお笑いファンでもあるんだけど、約10年前、某芸人さんが自身の意思に反してアイドル的人気が爆発的に出たとき、うちわつくってライブ見に来たり、登場したり声を発しただけでキャーって叫んでネタやら全体のトークを全然聞こえなくしたアイツらのことは許さん笑。

あと、私はバレーボールファンでもあるので、オープニングのジャニーズだけ見て試合見ずに帰ったり、真剣勝負の試合中態度悪くでかい声でギャハギャハ笑ってた人とか、携帯いじりたおしてた人たちのことも全然忘れてない笑。

ジャニーズを見に来たんだから当然ちゃあ当然なんでしょうが、バレーボール好きのホームに土足で乗り込んできて荒らされた感はすごかったな。

こういうのがあったから、アイドル文化にあんまりいい印象なかったのかもしれないなぁ。

Sexy Zoneが好きっていうことは、私の細かいスタンス関係なく私もアイドルファン、さらにはジャニーズファンというカテゴリーに入ることになるので、私自身も気をつけなきゃいけないところですねこういうのは。

 

今回のインタビューではほかにもケンティーが風磨くんのことを語ったり、自身の映画やオスカーやアカデミー賞をからめた人生の目指すべき場所について語っているインタビューも掲載されているので、まだの方はぜひ購入して読んでみてください。