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彼女はキレイだった #10(最終回)

かのきれ最終話を迎えてから、なんだか燃え尽き症候群のような感じになってしまい、なかなか記事を書けずにいました。

でも、最終回だけ書かずに中途半端に終わりたくはないので、やっと書き始めます。

 

私、ドラマを見ない人なんですね、本当に。全然見ない。

実は私がセクラバになる前の話ですが、SZメンバーが出演している某ドラマを見たことがあります。

出演者になんとなく好きな俳優さんが多くて、なんとなく見てみようと思って見ました。

でも、見れなかったんですね、最後まで。途中で離脱しちゃいました。あまり面白いと思えなくて。

だから、いくらセクラバになったとはいえ、ケンティーが出演してるとはいえ、最後まで見れなかったらどうしようと本気で心配してました。

でも、かのきれは本当に面白いドラマだった。次が気になって、火曜日が待ち遠しくて、こんな一生懸命ドラマを見たのは一体何年振りだろうと思います。

飽きっぽい私にとっては、序盤のストーリー展開の速さが良かったんだと思います。

ぎゅっと詰め込まれた展開、それを数話見たらもうすっかり宗介と愛ちゃんと樋口と梨沙ちゃんの虜。

本当に大好きなドラマ…というか、感覚的には本当に大好きな人達、という感じでしたね。

 

 

あらすじ

謎の作家・楠瀬凛の正体が樋口(赤楚衛二)だったことに言葉を失う宗介(中島健人)。樋口は「モストを救いたい」と、自らの生い立ちや小説への思いをつづったインタビュー原稿を手渡す。記事を掲載すれば話題になり、『ザ・モスト』の存続も夢ではない。しかし、正体が明らかになったら楠瀬凛の生活は一変してしまう――。悩んだ末、宗介は…。

一方、愛(小芝風花)は、絵本作家のちかげ(日高のりこ)から「絵本の仕事を再開するので、ここで一緒に働かない?」と誘われ、胸がときめく。絵本作家になることが幼いころからの夢だった愛は、うれしくなり、早速宗介に報告するが…。

小さな嘘から始まった、愛と宗介の初恋の行方は!?

 

 

記事が出た後の樋口を心配する宗介に「ぬるいこと言わないでくださいよ」「どうせいつかはバレる。だったら最初に出るのはモストがいい。モストを守って下さい」という樋口くん。

これが樋口くんの覚悟、それからモストへの愛。

でも、宗介はインタビュー記事を読んで、「君の人生を、モストの犠牲にはできない」と楠瀬凛の記事を削除。

しかし、1週間後出来上がった雑誌には、楠瀬凛のインタビューが掲載されていた。

印刷所に確認すると、樋口が差し替え記事を持ってきたと聞かされる。

樋口くんは施設育ちで高校生の時に小説家デビューしていたが、出版社が「天涯孤独の少年」として売り出したために、そのイメージに縛られて身動きが取れなくなった。素性を隠して再デビューしたことで、ようやく自由に書けるようになった。

少し前までは自分が1番大事だったが、生きていくうちに大切なものが増えて、本当の自分をさらけ出すことで、次のステージに進める気がする。僕の小説の共通のテーマは「人生を楽しむこと」。そのメッセージをこれからも伝え続けていこうと思う。

…ということがインタビュー記事には書いてあった。

ありがとう、楽しかった、アデュー!とメッセージを残して樋口は編集部を去った。

 

樋口くんは「少し前まで自分が1番大切だった」。それを変えたのが、モスト編集部のみんな、そして誰よりも愛ちゃんの存在だった。

今までお付き合いした人っていう意味ではもしかしたら何人もいたのかもしれないけど、梨沙ちゃんにとっての宗介がそうだったように、樋口くんにとっての本当の意味での初恋も、やっぱり愛ちゃんだったってこと。

 

楠瀬凛のインタビューの掲載の影響力もあって、モストはルナの発行部数を超え、廃刊は撤回された。

そして、愛ちゃんもモスト編集部から、総務部に戻ることに。

 

そして、愛ちゃんの実家で一緒にご飯を食べる宗介。

妹ちゃんに「お姉ちゃんの見た目が変わったのって、宗介さんのため?」と聞かれると、すかさず宗介が「愛さんの装いを変えたのは、ファッションの仕事に対する意識の高さです」「愛さんを尊敬している」と。

宗介は仕事人間だから、仕事上の信頼があるっていうのは大きいよね。男性が女性を守っていく、みたいな構図にならないところが好き。

愛ちゃんがお給料を貯金したものを印刷機の足しにして、とお金を渡せば、両親からは結婚資金だと貯めた貯金を渡される。本当いい家族だよ佐藤家は…!!

 

一方梨沙ちゃんは自分のお店を開くという夢が。きちんと経営学を学びたくて、大学院に行く学費の足しにするために、高級鞄や靴を売却。

宗介に直接会って謝りたいという思いも実現し、梨沙と宗介は握手して別れる。

 

そして、宗介には本国から戻ってきてほしい旨連絡が来る。

愛ちゃんにはちかげ先生から、絵本の仕事を再開する報告を受け、自宅を改装したアトリエに招待される。

先生のアトリエへ行くと、「ここで一緒に働いてみない?」とアシスタントのお誘いを受ける。愛は自分にできるかどうか、少し考えたいと思っていると宗介に伝える。

宗介は今回モストが廃刊を免れたのは自分でなく楠瀬凛の功績だから、本国のオファーを受けて結果を出し、自分に自信をつけて愛と結婚したいと思っている。

 

一方、愛は樋口を見かけて慌てて追いかける。

「ジャクソンに言いたいことが3つある。1つ目は佐藤愛が大好き。2つ目は納豆を混ぜてるときくらいは俺のことを思い出して。3つ目は人生を楽しめ」と伝えて去る。

明確に描かれているわけではないけど、梨沙ちゃんは完全に吹っ切れて次の夢に向かってるイメージなのに対して、樋口くんは友達を強調して人として佐藤愛が大好きだっていうその想いの中に、恋の要素が完全になくなったとは思えないんだよねぇ。

樋口くんはいつも飄々としていて、心の内を語るようなタイプではないけれど、自分の思いは叶わないとわかりきっているし、何より佐藤愛が大好きだから佐藤愛の思いを尊重する決断をしただけな気がするんだよね。最後まで「名脇役」の男、樋口。

 

宗介のアメリカ行きの話を文太さんから聞いた愛は、宗介の家に行って話を聞きに行き、意見のすれ違いから口論に。

 

愛ちゃんは、ちかげ先生に「お付き合いしている人が、アメリカに行くことになって、ついてきて欲しいと言われている。お誘いは嬉しかったけど、身の丈に合わないって思いもあって…」と伝えると「自分自身が好きだなぁ、楽しいなぁって思える場所がその人のゴールでその人の居場所。私はそう思うんだけどね」と言われる。

 

梨沙ちゃんは楽しんで勉強を頑張っていて、その姿を見た愛は「梨沙、きれいだね」と言う。

 

愛ちゃんは宗介の家を訪ねて壁ドン、「結婚してください!!」とプロポーズ。結婚指輪を宗介の指にはめ、自分の指にも自分ではめる笑。

結婚するなら宗介しかいないと思っているけど、絵本の仕事をしてみたいこと、だからアメリカには行けないと伝える。

「私もきれいになりたい、やりたいことをやっている人はきれい。きれいになった私を宗介にも見て欲しい」という愛ちゃんに、「待ってる。今よりもっときれいな愛と結婚できる日を楽しみにしている」と。

宗介が考えていた最高のプロポーズの演出が、たまねぎ!!!たまねぎの頭に婚約指輪笑。愛ちゃん爆笑。たまねぎね、かわいいね、宗介ちゃん笑。

 

帰ろうとする愛ちゃんの腕をつかみ、セクシー丸出しで「帰らなきゃ、ダメ?」と囁く宗介。

この時の顔がさぁ、ちょうどいいのよ!!!ちょうどいい!!!!

ガツガツしすぎてなくいやらしさのない、でも懇願するような情けない感じでもないし、もちろんふざけてる感じもない。とてもいい。とてもいい表情だよ宗介!

慌てて「もう遅いし…洗濯物もしなきゃいけないし…植木に水もあげないと…」という言葉を聞くと、優しく微笑んで「そう」と答えて、愛ちゃんを見送る。

ここの顔もいい!!とてもいいぞ!!!宗介が優しくて、愛ちゃんのことを大切に思ってるのがわかる。

すると玄関のチャイムが鳴り、開けると愛ちゃんが。

「よく考えたら…洗濯は別に明日でもいいし…植木の水は……朝やれば…」

と言い切らないうちに、腕をつかんで引き込んで、玄関ちゅー開始!!

腰が抜けるように座り込む愛ちゃんに、膝をたててキスする宗介。

いまだかつて!!こんな素晴らしい愛の表現のシーンがあっただろうか!!!!と感動。

 

なにがいいって、まず愛ちゃんが引き返してきたこと。

いい感じの雰囲気になってそのまま…ってなるのが普通でしょ。

でも、愛ちゃんはきちんと考えて、自分で決断して戻ってきたのよ。そこがすごくいい。男性に誘われて流されたんじゃなくて、自分の意志で戻るって決めた。

で、中島健人小芝風花も、どちらかと言えば特に風花ちゃんの方だと思うけど、濃厚ラブシーンみたいなものはあんまりイメージのない俳優さんだと思うのね。愛ってキャラクター的にも。

その愛ちゃんが、宗介から思いのこもったキスされて、腰が抜けるように座り込むってあたりで、本当に色々、色々表現できてると思うし、その愛ちゃんに跪くようにしてキスする宗介って、あれ誰が考えたの!?天才なんじゃないのマジで!?!?

愛を求める思いの強さも伝わるし、紳士感も失われずにあるのよ、あれ。すごいよ。あれ。(失われる語彙力)

まあ今冷静に見返してるからごちゃごちゃ言ってるけど、初見はもう戻ってきて言い訳する愛ちゃん見て「愛ちゃんかわいい愛ちゃんかわいい愛ちゃんかわいい!!!!!」しかなかった笑。

完全に目線が男だったわ、私笑。跪くケンティー見て女脳も帰ってきたけど、私は多分脳みそが男よりだ、という発見すらした笑。

(私は女性で異性愛者だけど、ここでいう男とか女とかは便宜上のものです)

 

キスシーンが始まったと同時にハイドレンジアが流れて、キスシーンの後、朝日を浴びて完成されたのぞくお姉さんのパズルが映るんですよ。

1つかけてたピースはまって完成することが、こんな演出に使われるとは…完敗だぜ(誰)。

 

2年後。

樋口くんはPCひとつでバックパッカーのような生活をしながら、小説を書き続けている。

新作の楠瀬凛の小説の最後のページには「最高の親友 ジャクソンに捧ぐ」って書いてある。

これがどういう意味を持つのかは意見が分かれるところだと思うけど、私は樋口くんはまだ愛ちゃんのことを思っているような気もするし、でもそれ以上に樋口くんが小説を通して一番伝えたいこと「人生を楽しめ」っていうエールを、1番届けたい相手が愛ちゃんなのかなって気もする。

 

そして、まさかまさかだけど、里中くんと絵里花さんが結婚!!!双子出産!!!!

あれだけ玉の輿狙ってた絵里花さんに一体何が!?何したんだ里中笑!!!

この2人のなれそめ見たいよぉ~絵里花さんがうっかり落ちちゃったのかな、里中くんが頑張ったのかな。スピンオフお願い~~~

 

梨沙ちゃんは大学院のお勉強を頑張っていて、シュウジさんという優しそうな新しい彼氏もできた。笑顔がくしゃくしゃで、梨沙ちゃん可愛いよ、きれいだよ!!

 

宗介は愛ちゃんを驚かそうとサプライズで異動願いを出して帰国。

「愛、きれいになったね」。この時の愛ちゃんは、モストにいた時のようにおしゃれな洋服を着てたわけじゃない。髪の毛も後ろに簡単にひとつに結んだだけ。お顔にもそばかすがあって、隠しきれてない。でも、その愛ちゃんに「きれいになったね」と伝えた。

それは愛ちゃんの生活の充実を称えて喜んでいるってことでもあるし、2度目の2人だけにわかるプロポーズでもある。

生放送部分の「愛となら、晴れでも雨でも楽しい」。これはまさしく健やかなるときも、病めるときもってやつですね。

 

そして5年後。宗介の隣にはみおちゃんという子どもがいて、さとうあいの絵本を抱えている。

宗介、絶対娘に甘いな笑。お菓子とかねだられたら買っちゃうやつだな。

で、みおちゃんと宗介は2人で愛ちゃんに怒られるんだ、夕飯の前におやつはダメよ!って笑。

幸せに暮らしてくれ~~~~~~!!!

 

最後に恒例なので、数字にも触れておきます。

 

最終回の視聴率は、関東8.5%、関西11.1%。過去最高視聴率です。

前回が関東7.1%、関西が9.7%なので、大幅アップといっていい数字だと思います。

有終の美ってやつですね。

前のブログでも触れてると思うけど、初回って視聴率が高い傾向にあるんですよ。とりあえず初回見てみて、毎週見るか決めようっていう層がいるので。

なので、最終回が初回を超えるっていうのは、内容が評価されたドラマって言っていいと思います。

そして、最終回一部生放送も、支持されての結果と言っていいと思います。

Twitterでも日本・世界でもトレンド1位を無事ゲットしました。

 

 

かのきれ、とっても面白いドラマだったけど、フラットな目線が心地よかったな。

序盤ドS宗介を表現するのにパワハラ表現があったものの、このドラマにおけるヒーローは愛ちゃんだったし、ヒロインは宗介だった気がする。

愛ちゃんはきちんと自分の意志で選択するし、恋のために仕事を諦めたりしないし、仕事名義は旧姓だし。

でも、愛ちゃんはとても可愛らしいかった。

色々今の世の中に気を遣ったんだろうなとも思うし、これに着目して「ここが良かった」っていちいち言わないで済むようになったらいいなとも思う。

 

梨沙ちゃんには優しそうな彼氏ができていたけど、樋口くんにその描写はなかった。樋口くんにとって愛ちゃんが最初で最後の本当の恋になる可能性もある。

でも今現在樋口くんは自分の心に従って、現在は恋愛がからまない「人生の楽しみ方」をしてる。

恋愛がいくら素晴らしいものだったとしても、別に恋愛してるときしか人生を楽しめないわけじゃない。恋愛してない時も、楽しい人生っておくれる。恋愛や結婚に頼らない幸せだって当然あるんだから。

 

 

とまあいろいろ語りましたが、とにかくいいドラマでした。ただただ楽しかった。

そして、かのきれが小芝風花中島健人の代表作になったんじゃないかって言えるところが嬉しい。

ケンティーがずっと頑張ってきたのを見てたから余計に。

 

久しぶりにドラマを見る楽しさを味わって、Twitterでみんなとわーわー言いながら見るのが本当に楽しかった。

終わってしまってほんとに寂しい。これで将希とも宗介ともお別れ。

とびきり贅沢な夏だったなと思います。

 

 

ご時世的には大変で、制作側はとっても気を遣ったと思う。より大変な現場だったと思うけど、無事最終回を迎えられて良かった。

そして視聴者である私たちにとっても、楽しみを制限される夏だった。それを救ってもらった気分。

 

また、こんな楽しい季節をSZが連れてきてくれることを楽しみにしてます。